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トレンドマイクロ、Palm OS上で動作するトロイの木馬型ウイルス“PALM_LIBERTY.A”への対応を発表

2000年08月29日 20時49分更新

文● 編集部

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トレンドマイクロ(株)は29日、携帯端末用のOS『Palm OS』上で動作するトロイの木馬型ウイルス“PALM_LIBERTY.A(パーム リバティー エー)”の感染警報“VAC-4”を警告すると同時に、パターンファイル764、検索エンジン5.170以降で対応すると発表した。

“PALM_LIBERTY.A”は、「シェアウェアの設定を改変して登録を済ませた正規版として使用できるプログラム」と偽ってウェブサイト、およびIRCチャット上で配布された。このダウンロードファイルを実行すると全ての実行可能ファイルを削除した上、システムをリブートする。ワーム型ウイルスのように、自分自身のコピーを自動送信する活動は行なわないが、悪質な破壊活動を伴う“トロイの木馬”に分類される不正プログラムのため、十分な警戒が必要という。
多くのPalm OSユーザーの場合、まずプログラムはパソコンにダウンロードしてから、Palmにシンクロさせて使用するため、パソコンもしくはゲートウェイサーバー上のワクチンが防御するケースも多いと考えられるが、Palm 7やMinastrel ワイヤレスモデム、Palmワイヤードモデムを利用するPalmPilotユーザーは、無線通信やモデムによって直接ウェブに接続するため、さらに警戒が必要としている。

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