日本AMD(株)の28日の発表によると、米AMD社が現地時間の同日、1.1GHzのAthlonプロセッサーの出荷を開始し、米コンパックコンピュータ社、独Fujitsu Siemens Computers社、米ゲートウェイ社、米ヒューレット・パッカード社、米IBM社をはじめ、世界各国のパソコンメーカーが搭載モデルを販売すると発表した。日本でも、九十九電機(株)、(株)フェイス、マウス・コンピュータージャパン(株)が、Athlon-1.1GHz搭載モデルの販売を予定しているという。
1.1GHzのAthlonプロセッサーは、1GHzのAthlonプロセッサーに比べて、ベンチマークで10%上回るパフォーマンスを発揮するという。現在、AMDのAthlonプロセッサーを採用しているパソコンメーカーは、全世界で数百社で、同社のSocket A対応ボードに対しても業界のサポートは拡大しているという、AMDは現在10種類以上のマザーボードを検証中で、新たなSocket Aマザーボードの開発も40社以上のメーカーと共に行なっているという。
同社は現在のパソコン市場は800MHzから1.1GHzの周波数帯のプロセッサーでカバーされているとみており、同社のプロセッサー搭載システムを薦めたいとしている。