日本オラクル(株)は21日、都内において、アプリケーションスイート『Oracle E-Business Suite 11i』(以下EBS11i)の日本語版を、9月5日に受注開始し、9月下旬から出荷すると発表した。価格は300万円(5ユーザー)~。
EBS11iは、人事管理や会計、生産管理、サプライチェーン管理、インターネット調達など、ERPを中心に100種類以上のアプリケーションで構成されたアプリケーションスイート。3月に行なわれたセミナー“Oracle e-business Days”で明言されていたスケジュール通りに出荷される運びとなった。
製品の位置付けは、同社のアプリケーションスイート『Oracle Applications R11』の後継にあたる。「ERPのソリューションセットからeビジネス向け製品に、リネーム、リポジションした」(新宅正明常務取締役兼COO)という。
新宅正明常務取締役兼COO |
新宅氏は、「ERPに特化している間に、SCM、CRMといった分野において、新しいキープレイヤーが出てきて、ニーズも出てきた。それらを組み合わせる困難さ、連携の困難さがあるのは事実。1社でフルラインの製品を提供するのが解決」と、スイートで提供する理由を説明した。
また同製品はASPにも対応しており、グループ企業において、その中の1つの企業がASPでアプリケーションを提供する、“グループASP”の形態などを想定している。