日本出版販売(株)(日販)と日本アイ・ビー・エム(株)(日本IBM)は、日販が運営する書誌の検索・発注サイト“本やタウン”を機能強化し、書店店頭の在庫状況を確認した上で書籍の注文を行なえるシステムの稼働を29日に開始すると発表した。システム構築は日本IBMが担当した。
同サイトは、実在の書店がテナントとして参加するショッピングブックモール。書名、著者名、キーワードなどでの書誌検索や注文書籍の流通状況の確認を行なえる。取り扱う書誌は約150万点という。
今回の機能強化により、同サイトに参加している書店のホームページにおいて、書店の在庫状況を確認した上で注文することが可能となった。ホームページを開設している書店は、有隣堂本店(神奈川県横浜市)、平安堂新長野店(長野県長野市)、フタバ図書MEGA店(広島県広島市)、ブックセンタークエスト小倉店(福岡県北九州市)の4店。今後も参加店を順次拡大する予定としている。
日本IBMは、同社のソフト『WebSphere(ウェブ・スフィア)』をベースにシステムを構築した。同製品は、サーバー上でJavaプログラム(サーブレット)を常駐させるため、利用者からの予約や照会を迅速に処理できるのが特徴という。
