このページの本文へ

日立、SH-4とcdamaOneインターフェースを搭載したハンドヘルド『PERSONA』発表

1999年05月25日 00時00分更新

文● 報道局 伊藤咲子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)日立製作所は、日本語Windows CE Handheld PC Professional Edition, 3.0を採用したA5サイズのハンドヘルドPC『PERSONA(ペルソナ) HPW-600JC』と『同HPW-600JCM』を発表した。CPUにSH-4(周波数は非公表)、ディスプレーは約6万5000色対応の7.5インチのVGAカラーSTN液晶(256色/約6万5000色の切り替え対応、640×480ドット)を同シリーズとしてはじめて採用した。外装はクリアシルバーで、抗菌UVコーティングが施されている。日本語変換システム『ATOK Pocket for Windows CE』を搭載している。

 『PERSONA HPW-600JC』と『同HPW-600JCM』
『PERSONA HPW-600JC』と『同HPW-600JCM』



データに入出力が特に強化され、今までのデジタル電話やPHSのインターフェースであるPDC(9.6Kbps)/PHS(32Kbps*)に加え、cdmaOne(14.4Kbps)接続用のインターフェースを搭載、別売りのケーブル1本でデータ通信が可能になる。また、同シリーズとしてはじめてUSBポートを装備し、マウスやFDDなど動作確認がなされてものについては、PERSONAのホームページに掲載する。駆動時間は、専用リチウムイオンの充電により、最大9時間(データ通信時は約4時間)。そのほか、すべてのアプリケーションの外部出力に対応するなど、ビジネス用途を強く意識したマシンになっている。キーボードは16mmピッチと、ハンドヘルドPCとしては大きめ。

*ケーブルを利用したPIAFSのデータ通信は最高32Kbpsまで。64KbpsはPCカードスロットのみ通信が可能

『HPW-600JC』

『HPW-600JC』はコンシューマモデル『HPW-600JC』が16MB(最大32MB)のメモリーを搭載する。インターフェースはUSB×1、赤外線ポート(IrDA準拠)×1、PCカードスロット(Type II)×1、コンパクトフラッシュスロット(Type I)×1。56Kbpsモデム(V.90/K56flex準拠)を内蔵する。

ウェブブラウザーなどを電源OFFの状態から起動できる、10種類のクイックスタートボタンを搭載、うち2つはユーザー設定可能。ボディ外部の録音ボタンも引き続き採用している。サイズは、幅219.8×奥行き158.5×高さ29.5mm、重さ920g(バッテリー含む)。バッテリーは専用リチウムイオンで、バッテリー充電時間は電源OFF時が最大で約3時間(ON時で約5時間)。

価格はオープンプライス(予想実売価格は10万円)、6月18日発売。

『HPW-600JCM』

『HPW-600JCM』はビジネスモデルで、営業および、特約店を通して主に法人に販売される。32MBのメモリーを搭載するほか、スペックは『HPW-600JC』と同等。価格は14万8000円で、6月18日発売。将来的には『HPW-600JCM』の店頭販売も行なう見込みという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン