三洋電機(株)は、同社の平成10年度決算を発表した。それによると、同社単独の売上高は前年比4%減となる1兆765億円、経常利益は前年比59%減となる103億円、当期純利益は前年比72.5%減となる39億円。連結業績は、売上高が前年比2.6%減となる1兆8181億円、当期純利益は258億円の損失となった。
同社は、デジタルカメラや携帯電話機などの国内売上が伸びたものの、家電製品や業務用機器、半導体が低迷したことで、全体の売上高が前年より落ち込んだ。輸出については、ニッケル水素電池や液晶プロジェクターの売上が好調だったものの、年度後半から円高の影響を受けて、全体の売上高は減少したという。