このページの本文へ

NEC、企業向けデスクトップとノートパソコンに新モデルを追加

1999年05月13日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本電気(株)は13日、同社の企業向けデスクトップパソコン『Mate NX』とノートパソコン『VersaPro NX』の新ラインナップを発表した。いずれもBTO(Build To Order)方式を採用しており、6月から順次出荷を開始する。

デスクトップ『Mate NX』シリーズ

『Mate NX』シリーズには、今回のラインナップ改定により、従来は別のセグメントだったCD-ROMドライブ・FDDレスのネットワークパソコン『NetFine』シリーズが統合された。

写真は省スペースモデル(ディスプレーはオプション)
写真は省スペースモデル(ディスプレーはオプション)



今回のモデルチェンジでラインナップの中心に据えられたPentium III搭載モデルは、各モデルともメモリーを標準で64MB装備し、グラフィックアクセラレーターに米S3社製の『Savage4 Pro』を採用するなど、パフォーマンスの向上を図っている。また、ミニタワータイプの上位機種では、18GBのHDD(毎分7200回転)が選択できるようになった。

『Mate NX』シリーズの新モデルは、6月から順次出荷が開始される。価格はBTO方式のためシステム毎に異なる。

各モデルのスペックは以下の通り。



機種名


MA50J


MA50J/S


筐体タイプ


ミニタワー


デスクトップ


CPU


Pentium III-500MHz


メモリー(最大)


64MB(768MB)ECC対応SDRAM


HDD


6.4GB(Ultra ATA対応)


ビデオ


米S3社製『Savage4 Pro』(VRAM8MB)


CD-ROMドライブ


最大32倍速


拡張スロット


PCI×5(フル×4、ハーフ×1)


PCI×3(フル×2、ハーフ×1)


インターフェース


パラレル×1シリアル×2、USB×2


ネットワークインターフェース


10BASE-T/100BASE-TX自動認識


サイズ


幅192×奥行き434×高さ462mm


幅430×奥行き385×高さ132mm


重量


約13.8kg


約11.4kg


サポートOS


Windows 95/98/NT4.0


機種名


MA50J/C


MA26D/FG


筐体タイプ


省スペース


ボックスレス


CPU


Pentium III-500MHz


Pentium II-266MHz


メモリー(最大)


64MB(512MB)ECC対応SDRAM


64MB(256MB)


HDD


6.4GB(Ultra ATA対応)


4.3GB(Ultra ATA対応)


ビデオ


米S3社製『Savage4 Pro』(VRAM8MB)


カナダATIテクノロジーズ社製RAGE LT Pro(VRAM4MB)


CD-ROMドライブ


最大32倍速


最大24倍速


拡張スロット


PCI×2(ハーフ×2)


Type II PCカードスロット×2


インターフェース


パラレル×1シリアル×1、USB×2


ネットワークインターフェース


10BASE-T/100BASE-TX自動認識


サイズ


幅86×奥行き320×高さ306mm


幅366×奥行き192×高さ375mm


重量


約6.6kg


約5.4kg


サポートOS


Windows 95/98/NT4.0


ノートパソコン『VersaPro NX』シリーズ

企業向けノートパソコン『VersaPro NX』シリーズは、モバイルMMX Pentium搭載モデルの生産を中止し、モバイルPentium IIおよびモバイルCeleron搭載モデルのみのラインナップとなった。

『VersaPro NX』
『VersaPro NX』



A4オールインワンモデルは、モバイルPentium II-366MHz搭載のハイエンドモデルから、モバイルCeleron-300MHz搭載のエントリーモデルのラインナップとなる。B5モデルはCPUを従来のモバイルPentium-266MHzから、同300MHzに変更している。また、PIAFSインターフェースを本体に内蔵しており、オプションのケーブルを介してPHSと接続できるようになった。

『VersaPro NX』シリーズは、6月から順次出荷開始。価格は、モバイルPentium II-366MHz、64MB SDRAM、6.4GB HDD、最大24倍速CD-ROMドライブを搭載し、14.1インチTFT液晶カラーディスプレーを装備するA4オールインワンタイプの『VA36D/AX』で50万円台半ばとなる。

各モデルのスペックは以下の通り。



機種名


VA36D/AX


VA36D/WX


筐体タイプ


A4


CPU


モバイルPentium II-366MHz


メモリー(最大)


64MB(256MB)


32MB(256MB)


HDD


6.4GB(Ultra ATA対応)


4.3GB(Ultra ATA対応)


ビデオ


米Trident社製Cyber9388


米NeoMagic社製NM2160(VRAM2MB)


CD-ROMドライブ


最大24倍速


PCカードスロット


Type II×2またはType III×1


ディスプレー


14.1インチTFT液晶カラーディスプレー


ネットワークインターフェース


10BASE-T/100BASE-TX自動認識ポート内蔵


キーボード


キーピッチ19mm、キーストローク3.0mm


ポインティングデバイス


NXパッド(タッチパッド)


サイズ


幅309×奥行き254×高さ47mm


幅305×奥行き205×高さ41mm


重量


約3.5kg


約3.2kg


OS


Windows 95/98/NT4.0


機種名


VA30C/BS


筐体タイプ


B5


CPU


モバイルMMX Pentium-300MHz


メモリー(最大)


32MB(160MB)


HDD


4.3GB(Ultra ATA対応)


ビデオ


米NeoMagic社製NM2160(VRAM2MB)


CD-ROMドライブ


オプション


PCカードスロット


Type IIラ1


ディスプレー


10.4インチTFT液晶カラーディスプレー


ネットワークインターフェース


なし


キーボード


キーピッチ17.5mm、キーストローク2.5mm


ポインティングデバイス


NXパッド(タッチパッド)


サイズ


幅264×奥行き211×高さ25mm


重量


約1.25kg


OS


Windows 95/98/NT4.0


オプションでセキュリティー機能を強化

『Mate NX』シリーズ、『VersaPro NX』シリーズとも、セキュリティー機能の強化を図っており、半導体方式の指紋認証ユニットもしくはスマートカード方式の認証機器がオプションで用意される。『Mate NX』はシリアルインターフェース経由で、『VersaPro NX』はPCカード(Type II)でそれぞれの認証機器と接続する。

 

指紋認証装ユニット。左がシリアル接続の『PK-FP002』(3万4800円)で、右がPCカード接続の『PK-FP001』(4万4800円)指紋認証装ユニット。左がシリアル接続の『PK-FP002』(3万4800円)で、右がPCカード接続の『PK-FP001』(4万4800円)



また、ネットワーク管理では、システム管理者のデスクトップ上から各クライアントのリセット・シャットダウンをリモートで操作できる“OFF stare Alert機能”を搭載している。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン