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日立、インテリア性を重視した一体型デスクトップなど『FLORA Prius』の初夏モデルを発表

1999年05月12日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)日立製作所は、『FLORA Priusシリーズ』にデスクトップ2機種4モデル、B5ノートパソコン1機種を追加した。キャッチコピーは“Have you seen Prius? ”(Priusは「そして先へ」の意)。ホームユーザーの獲得を目指し、トランスルーセント(半透明)のフロントフレームの本体、多数のマルチメディアソフトなどを採用している。

全モデルにソニーコミュニケーションネットワーク(株)の電子メールソフト『PostPet』など6種類の通信ソフトとデジタルアルバム作成ソフト『メディアシェフ』など11種類のマルチメディアソフト、デスクトップモデルにはUSB接続のPCカードリーダー/ライターが添付されている。発売は、全モデル共通で5月22日の予定。

『FLORA Prius 310L』



フロントフレームは、ドライバーで着脱可能
フロントフレームは、ドライバーで着脱可能



『FLORA Prius 310L』は、TFTカラー液晶ディスプレーを備える一体型のデスクトップタイプ。今回は3モデルが発表された。本体にはトランスルーセントカラーのフロントフレームが付属しており、ドライバーを使って着脱が可能になっている。色は“フロストグリーン”、“フロストホワイト”、“フロストオレンジ”。CD-ROMおよびFDは、ボディ前面から出し入れする。

ハイエンドモデルにあたる『同<3105ST45LM>』は、15インチスーパーカラーTFT液晶ディスプレーを搭載。その他のスペックは、CPUがPentium III-450MHz、8.4GBのHDD、64MBのSDRAM(ECC対応、最大256MB)という構成になっている。サイズは、幅376×奥行き190×高さ387mmで、重さは約8.6Kg。 価格はオープンプライスで、予想実売価格は30万円前後。



製品名


FLORA Prius 310L


型番


3104ST40LM


3105ST40LM


3105ST45LM


CPU


Celeron 400MHz
Pentium III-450MHz


チップセット


Intel 440BX AGPSet


メモリー


64MB SDRAM(ECC)


HDD


6.4GB、Ultra ATA対応


8.4GB、Ultra ATA対応


グラフィックコントローラー


ATI社製 3D RAGE LT PRO(VRAM8MB)


ディスプレー


14.1インチ スーパーTFT液晶ディスプレー 1024×768ドット 26万色


CD-ROM


最大24倍速


LAN/モデム


100BASE-TX/10BASE-T×1、内蔵K56Flex(V.90準拠)


発売日


5月22日


実売予想価格


24万円前後


27万円前後


30万円前後


『FLORA Prius 330L』



『FLORA Prius 330L』は、コンパクトな縦置き型ボディーを採用したモデル。スペックは、CPUがCeleron-400MHz、6.4GBのHDD、64MBのSDRAM(ECC対応、最大256MB)という構成になっている。本体のサイズは、幅78×奥行き320×高さ300mm。 ディスプレーは14.1インチのスーパーTFTカラー液晶を付属し、インターフェースにはDFP(Diamond Fine Passive)準拠のデジタル接続を採用している。また、デュアル・ディスプレー表示にも対応。価格はオープンプライスで、予想実売価格は25万円前後。



製品名


FLORA Prius 330L


型番


3304ST40LM


CPU


Celeron 400MHz


チップセット


Intel 440BX AGPSet


メモリー


64MB SDRAM(ECC)


HDD


6.4GB 、Ultara ATA対応


グラフィックコントローラー


ATI社製 3D RAGE LT PRO(VRAM8MB)


ディスプレー


14.1インチ スーパーTFT液晶ディスプレー 1024×768ドット 26万色


CD-ROM


最大24倍速


LAN/モデム


100BASE-TX/10BASE-T×1、内蔵K56Flex(V.90準拠)


発売日


5月22日


実売予想価格


25万円前後



『Prius note 220L』



『Prius note 220L』は、今回発表されたなかで唯一のノートタイプとなる。本体前面左側に用意された“マルチパーパスベイ”には、Super Diskドライブ、CD-ROMドライブ(最大24倍速)、バッテリーのいずれかを内蔵可能。スペックは、CPUがCeleron-300MHz、4.3GBのHDD、64MBの SDRAM(最大256MB)という構成になっている。本体のサイズは、幅257×奥行き223×高さ29mmで、重さは1.5Kg(CD-ROMドライブ装着時)。 ディスプレーは、10.4インチのTFTカラー液晶を採用している。価格はオープンプライスで、予想実売価格は24万円前後。



製品名


FLORA note 220L


型番


2204T30L


CPU


Mobile Celeron-300MHz


チップセット


Intel 440DX PCIset


メモリー


64MB SDRAM


HDD


4.3GB(E-IDE)


グラフィックコントローラー


Chips&Technologys社製 69000(VRAM2MB)


ディスプレー


10.4インチTFT液晶ディスプレー 800×600ドット 26万色


CD-ROM


最大24倍速


モデム


内蔵K56Flex(V.90準拠)


発売日


5月22日


実売予想価格


24万円前後


記者発表会

記者発表会でグループの事業方針を語る、加藤正男デジタルメディアシステム事業部長兼デジタルメディアグループ副グループ長記者発表会でグループの事業方針を語る、加藤正男デジタルメディアシステム事業部長兼デジタルメディアグループ副グループ長



現在、同社が販売する全パソコンのうち、ホームユーザーをターゲットとしたパソコンの割合は10パーセント。今年度はホームユーザーを対象としたパソコンの開発/販売に力を注ぎ、その割合を15パーセントまで引き上げたいとう。今年度は、10万台弱の販売を目標としている。

光の中にPriusが登場
光の中にPriusが登場



商品説明の後、記者発表会会場となったホテルの1室は、即席イベント会場に早替わり。スモークがたかれ、オレンジ色のツナギを着た外人モデル、“Have You Seen Prius? ” と連呼するテーマ音楽を使い、暗幕の向こうからスポット照明を浴びたPriusが登場した。記者のみを対象とした発表会で、こうした大掛かりなセットを用いたものは最近では珍しく、同社の意気込みが強く感じられた。

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