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NEC、『MultiWriter』シリーズに毎分8枚印刷可能なネットワーク対応モデルを発表

1999年05月12日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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日本電気(株)は12日、A4対応モノクロレーザープリンター『MultiWriter(マルチライタ)1250』を発表した。小規模ネットワークでの使用をターゲットにした低価格モデルとなる。印刷速度は毎分8枚(A4縦)で、印刷解像度は600dpi×600dpi。独自のスムージング機能により1500dpi相当の印刷が可能という。本製品の前機種にあたる『MultiWriter 1000EW』に比べて、印字速度で約33パーセント、解像度で50パーセント向上している。標準給紙枚数は150枚で、オプションの『増設ホッパ』を装着すれば最大650枚まで給紙できる。

『MultiWriter 1250』
『MultiWriter 1250』



CPUは米IDT社製の64bitRISCプロセッサー『RV4640』の100MHz版を搭載する。メモリーはSDRAMを8MB装備し、ドライバーの処理を高速化することで、印刷開始までの時間の短縮、複雑な文書を印刷する際の印刷速度の低下防止を図ったという。この結果、同一の条件下で同じ文書を印刷した場合、従来機種『MultiWriter 1000EW』に比べて約1.7倍の実行速度を実現したという。

カートリッジは、ドラムカートリッジ(1万円)とトナーカートリッジ(2万1000円)で構成される。ドラムカートリッジは約2万枚、トナーカートリッジは約6000枚の印刷が可能。トナー切れの際には、トナーカートリッジのみを交換する。

オプションのLANボード『PR-NP-01T2』や、LANアダプター『PR-NP-02T2/03TR2』(いずれも10BASE-T/100BASE-TX対応)により、ネットワークプリンターとして利用可能。別売のパラレル-USB変換ケーブルを用いてUSB経由で印刷することもできる。

本機には、同社の印刷統合管理ソフト『PrintAgent』が標準で付属する。同ソフトはプリンターの状態の監視および管理を、ウェブブラウザーで行なえるほか、“プリンタ自動切り替え機能”により、通常使用するプリンターが用紙切れや印刷中で印刷待ちになる場合、LAN上にある別のプリンターに出力する。

“NEC e-mailメンテナンス機能”では、ドラムカートリッジの交換や定期保守の時期を、あらかじめ登録したメールアドレスに通知するように設定できる。“ジョブキャンセル機能”は、プリンターサーバーにスプールされたジョブを、クライアント側の操作で削除できる。また同じ文書を印刷する場合に、パソコンのスプールに保存されたデータを利用することで、アプリケーションを起動せずに文書の再印刷が行なえる“リプリント機能”を搭載する。

『MultiWriter 1250』は幅394×奥行き399×高さ267mm、重量は約8kg。6月18日出荷開始予定で、価格は7万9800円。対応OSはWindows 3.1/95/98/NT3.51/NT4.0。

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