カノープス(株)は、グラフィックスアクセラレーターボード『SPECTRA
5400』、『SPECTRA 5400 Premium Edition』を発表した。アクセラレーターチップにはそれぞれ、米nVIDIA社の『RIVA
TNT2』(125MHz)、『RIVA TNT2 Ultra』(150MHz)を採用している。メモリーはSDRAMを32MB搭載し、それぞれ150MHz、183MHzで動作する。両製品ともAGP×2に対応し、2048×1536ドット(6万5536色)、1920×1440ドット(1677万色)の表示が可能。オーバーレイ表示では最大1920×1200ドット(1677万色)の表示が可能となっている。ディスプレードライバーはPentium
III(Streaming SIMD Extensionsコード)やDirectX 6に対応する。価格は『SPECTRA
5400』が3万5600円、『SPECTRA 5400 Premium Edition』が4万9800円。発売は5月末を予定している。
SPECTRA 5400 Premium Edition |
主な特徴は、
・基板内で発生するノイズの影響を受けないよう、アナログ信号出力だけ別基板にする技術“SSH”(Signal
Super Highway)を採用。アナログ出力部の基板はBNCケーブル対応のものに交換可能。
・出力信号の立ち上がりを変化させて、画質の向上を図るDFS(Dual
Filter System)を採用。同社ではこれにより、“くっきり”感が向上するとしている。21インチ以上のハイエンドモニター向けに、出力信号の立ち上がりを速くした“スーパーファインフィルタ”モードと、通常のモニター向けの“ファインフィルタ”モードが選べる。
・冷却ファンには、低騒音の動圧流体ベアリングタイプを採用。
・SPECTRA 5400にはソフトウェアDVDプレーヤーの『WinDVD』、ゲームの『BIO
HAZARD 2』、SPECTRA 5400 Premium Editionには『WinDVD』、フォトレタッチソフトの『Paint
Shop Pro 4.2J』、ゲームの『TOMB RAIDER 3』がバンドルされる。
オプションは、
・SPECTRA5400シリーズでBNCケーブル出力が可能な『SSH Type-B』。価格は9800円。
・無酸素銅の同軸ケーブルを無ハンダ接続したBNCケーブル『BB75ケーブル』。価格は1万9800円。
・SPECTRAシリーズにビデオキャプチャー機能を付加するビデオキャプチャポート『SPECTRA
Video Port 600』。価格は1万9800円。
BNCケーブル対応のSSH。この基板だけ交換可能 |