【RealNetworks Conference Report Vol.1】米リアルネットワークス、最新版『RealPlayer G2』を出荷
1999年05月06日 00時00分更新
米リアルネットワークス社は5日(現地時間)、米サンフランシスコのMarriottで開催中の“RealNetworks
Conference '99”において、ストリーミングメディア再生ソフト『RealPlayer』の最新版、『RealPlayer
G2』の出荷を発表した。
米リアルネットワークス社CEOのRob Glaser氏の基調講演で『RealPlayer G2 for Macintosh』は紹介された。iMacのコマーシャルムービーをRealPlayerで再生している |
今回発表されたのは、『RealPlayer G2 for Macintosh』と『RealPlayer G2 Update
2 for Windows』の2製品。
『RealPlayer G2 for Macintosh』は、今年の1月にMacworldで発表されたMacintosh用の『RealPlayer
G2』。主な特徴として、再生パフォーマンスの向上、MP3フォーマットのサポート、HTTPストリーム配信によるMP3ファイルの再生、RealVideoの画質がよりスムーズに向上されたことあげられる。ベータ版出荷以降、長らく待たされていたマックユーザーもこれで、RealSystem
G2コンテンツが楽しめる。
『RealPlayer G2 Update 2 for Windows』。RealJukeboxを起動するボタンが追加されている |
『RealPlayer G2 Update 2 for Windows』は、先日3日に発表されたばかりの『RealJukebox』(ベータ版)※1と統合されている。
※1
『RealJukebox』
『RealJukebox』を起動したマシンに、CD(通常の音楽CD)を挿入すると自動的にエンコーディング(変換)を行ない、RealAudio形式、MP3もしくはWAV形式に保存される。ユーザーは1度エンコーディングされたサウンドはいつでもHDDから、まさにJukeboxのように再生できる。ユーザーは“RealJukebox”ボタンを押すことで起動できる。ローカルハードディスクにストアされたRealJukeboxのコレクションとインターネット上のデータを意識することなく使用することができる。また、マック版と同様に今回のアップグレードからMP3フォーマットもサポートされている。
RealJukebox。get musicのタブにはオンライン上でダウンロードできるクリップサイトが自動的に表示される |
こちらもRealJukebox。ユーザーはサウンドをエンコーディングするフォーマットを選ぶことができる。また、CDから作成するサウンドは自動的にジャンル別に管理される |