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“DIGITAL IMAGE 1999 TOKYO”--「ディジタルアートの現在」

1999年04月30日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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CG作品を集めた展覧会“DIGITAL IMAGE 1999 TOKYO--ディジタルアートの現在”が28日(銀座は29日)、銀座ワシントンと表参道・新潟館ネスパスを会場に開催されている。90年より年に1回開催されている“DIGITAL IMAGE 1999 TOKYO”は今回で9回を数え、3Dアニメーションや、イラストのデジタル作品約200点を展示している。両会場とも会期は5月5日までとなっている。

主催の“ディジタル・イメージ”は、デジタルアーティストが自主運営する会員制の任意団体。アーティストが経済的な心配をせずに制作に没頭できる環境を作ることを目指し、会員作家を対象とした作品展やワークショップの開催、企業との橋渡し、作品集の出版などを行なう。展覧会“DIGITAL IMAGE”は、毎年ゴールデンウィークに開催され、“ディジタル・イメージ”の主力活動である。

銀座ワシントン会場より。101名の作家の作品が並ぶ
銀座ワシントン会場より。101名の作家の作品が並ぶ



銀座ワシントン会場では29日、開催記念のパーティーが開かれ、主催する“ディジタル・イメージ”の関係者や出展作家が多数集まった。

 

長田氏から新人アーティストとして紹介された、山本里士氏(左)と小澤(こざわ)貴也氏(右)。山本氏は、リチャード・E・フリードマン著『神の消失』('98年、翔泳社刊)など書籍の装丁を手掛ける。小澤氏は、'95年“STOP THE AIDS ポスター展”医師会長賞受賞などの受賞歴を持つ。両氏の作品は銀座会場で見ることができる長田氏から新人アーティストとして紹介された、山本里士氏(左)と小澤(こざわ)貴也氏(右)。山本氏は、リチャード・E・フリードマン著『神の消失』('98年、翔泳社刊)など書籍の装丁を手掛ける。小澤氏は、'95年“STOP THE AIDS ポスター展”医師会長賞受賞などの受賞歴を持つ。両氏の作品は銀座会場で見ることができる



ディジタル・イメージ代表の長田智之氏は、「ディジタル・イメージは、デジタルアーティストを中心とする自主運営によるものだ。'90年12月の発足以来、23名の会員でスタートものが、今や180名を超える団体に成長した。今後も、企画展などを次々と開催したい」と展覧会のオープンにあたり語った。

ディジタル・イメージ代表の長田智之氏
ディジタル・イメージ代表の長田智之氏



銀座と表参道と、2つの会場で同時に展覧会を開催するのは今年が初めて。東京・表参道の新潟館ネスパスでは、美少女アートを中心とした32組33名の作家による企画展示、セミナーを開催している。また、同展覧会に出品された作品は、大阪・北区中之島の大阪府立現代美術センター(6月2日~)、新潟・柏崎市立図書館ソフィアセンター(6月11日~)でも展示される予定。

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