ブラザー電子工業(株)は、業務用スタンプ作成機『SC-2000』を5月10日に発売する。本製品は、パソコンにインストールした専用のエディターソフトで、スタンプ印面の文字サイズ、レイアウトなどを作成することが可能。作成したイメージから、文書を印刷するような感覚でスタンプが作成できる。
SC-2000 |
印面には、多孔性樹脂を用いるインク浸透方式を採用している。多孔性樹脂にサーマルヘッド(キセノンランプ)による熱を加え、熱溶融によって印面を形成する。解像度は600dpi。インクをスタンプ内に充填する方式を採用しているため、スタンプ台は不要。最大5万回の捺印が可能という。
専用エディターソフトには、“クリップアート入力機能”や、“飾り枠入力機能”、円や四角などの図形を作成できる“ドロー機能”、写真やロゴイラストなどのイメージデータを取り込める“イメージ取り込み機能”などがある。対応OSは、Windows
95/98/NT4.0、漢字Talk 7.5.3以上。
印面のサイズは12×12mmのものから40×90mmのものまで、11種類が用意されている。インクは、黒、赤、青、朱、緑の5色。なお、朱、緑は'99年夏ごろ発売の予定という。
パソコンとの接続は、Windowsがシリアル(9ピン)、プリンターポート(25ピン)で、Macintoshはモデムまたはプリンターポートで行なう。
本体サイズは幅470×奥行き238.3×180.8mmで、重量は8kg。価格はオープンプライス。