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アイティティ国際電電、通話料を前払いする“i-PHS”サービスを開始

1999年04月26日 00時00分更新

文● 編集部 西川ゆずこ

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アイティティ国際電電(株)は、通話ごとの通話料金引き落としを可能とするデビット方式(料金前払い方式)のPHSサービス“i-PHS”を開始した。5月14日にPHS端末と登録料、5000円分の通話料金をパッケージにした端末セットを関東地区で発売し、順次全国へとサービスエリアを広めて行くという。端末セットの価格はオープン価格。推定小売価格は1万5000円前後。

同社代表取締役社長の林量造氏
同社代表取締役社長の林量造氏



「i-PHSは、安全に自由に使用できる電話をコンセプトに開発したもの。デビット方式を採用したことにより、手軽にユーザーの予算に見合った使い方をしていただければと思います。また、モバイル電話の使用頻度が低く、基本料金を払うと割高になるユーザー、一時的にモバイル電話が必要になったが継続的には不要なユーザーにも手軽にモバイル電話が使用できるようになります」と、同社代表取締役社長の林量造氏は記者発表で語っていた。

“i-PHS”は、銀行口座などの登録が不要で、通話料金を前払いし、プリペイド感覚で使用できるデビット方式に対応しており、その上、毎月の基本料金は不要である。一般電話、PHS、携帯電話への通話だけでなく、国際電話も手続きなしで使用できる。なお、“i-PHS”の月額最低利用料金は2000円。30日間の利用料金が2000円未満の場合にのみ、2000円への不足分が引き落とされる。

「i-PHS」端末セット
「i-PHS」端末セット



通話料金は、着信先が一般電話で昼間の場合、最初の30秒が100円、その後6秒ごとに20円課金される。前払い通話料金の追加は、“リチャージシステム”で行われる。端末セット同封の払込票を使って、大手コンビニエンスチェーン14社の店舗で、5000円または1万円単位で加算できる。また、6月1日以降、オンラインでのリチャージを計画しているという。

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