【COMDEX Spring Report Vol.5】マイクロソフト、Windows 2000 Beta 3の配布を開始--PCメーカーはプリインストール対応を発表
1999年04月21日 00時00分更新
米シカゴで開催されている“Windows World”において、米マイクロソフト社はWindows
2000 Beta 3の配布を19日(現地時間)から開始することを発表した。
これは“Corporate Preview Program”(CPP)と呼ばれるプログラムにより実施されるもので、すでに25万人以上のユーザーにBeta
3が送られることになっているという。
CPPではWindwos 2000 Professionalと同Serverの両バージョンに加え、各種のツールやインストールガイドが配布される。またテクニカルサポートも限定的ではあるが提供される。
CPPは無料ではなく、1パックあたり59.95ドル(約7200円)の有償配布となる。また、同Advanced
Serverを含むパッケージはプラス19.95ドル(約2400円)、日本語を含む多国語をサポートする同Multilanguage
versionsはプラス21.95ドル(約2600円)で購入することができる。名称にCorporateとはついているが、個人で購入することも可能。
マイクロソフトでは日本を含む各国において、CPPを実施する予定。すでにマイクロソフト(株)のサイトにもCPPのページが用意されているが、日本での配布時期は現在のところ未定だ。
今回のマイクロソフトの発表を受け、各パソコンメーカーはWindows
2000 Beta 3をプリインストールしたマシンの受注を開始することを発表した。Beta
3のサポートを発表したのは、コンパックコンピュータ、データゼネラル、デルコンピュータ、EMC、ゲートウェイ2000、ヒューレット・パッカード、IBM、インターグラフ、マイクロン・エレクトロニクス、シーメンス、東芝アメリカ、ユニシスの各社。これらのメーカーは、いわゆる“Windwos
2000-Ready PC”を提供する。
マイクロソフトのブースに設けられた“Windwos 2000 Ready OEMs”には、東芝やユニシスなどPCメーカー各社のWindows 2000プリインストールマシンが展示された |