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シスコ、高いセキュリティーレベルを持つVPNサービス製品と統合的イントラネット管理戦略を発表

1999年04月16日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本シスコシステムズ(株)は14日、企業向けに、強固なセキュリティー機能を持つVPN(Virtual Private Network)サービスとVPN対応製品を発表した。また同社は、サードベンダーが販売しているシステム管理製品とシスコ製ネットワーク管理製品とを統合するイントラネット管理戦略を発表した。
 シスコの企業向けVPNサービス/サービス製品は、セキュリティーに対する不安を解消し、高い運用性・拡張性を提供できるという。
 VPNサービス/サービス製品は以下のものから構成される。
・IPSec(IP Security)やトンネリングなどを高速処理するVPNプラットフォーム
・ファイアウォールやPKI(Public Key Infrastructure:公開鍵交換基盤)などをサポートする拡張セキュリティー機能
・QoS(Quality of Service)制御やパフォーマンス・モニターを行なうネットワークサービス
・強固なセキュリティーを実現するセキュリティー装置
・VPN環境を管理するマネージメント製品

このうち、VPNマネージメント製品においては、『Cisco NetSonar version 2.0 for Windows NT』『Cisco Security Manager version 1.0』『Access Control List Manager(ACLM)』『QoS Policy Manager(QPM)』といった製品が、99年第2四半期にかけて順次出荷される。
QPMについては14日より『QoS Policy Manager 1.0』として出荷された。QPM1.0はアプリケーションやユーザーのトラフィックに対する優先順位を、コマンドラインで設定するのではなく、GUIで設定することができるソフトウェア。希望小売価格は461万3000円。

同時に発表された統合的イントラネット管理戦略によると、コンピュータ・アソシエイツ(株)、(株)APC Japan、(株)フルークが提供するシステム管理製品を、シスコのネットワーク管理製品『CiscoWorks2000』の持つ『Cisco Management Connection(CMC)』を使って管理できる環境を提供するとしている。
CMCは、シスコのウェブベースのネットワークインフラ管理ツール『CiscoWorks2000 Resource Manager Essential』が提供する機能の1つ。これにより、同社が認定したサードベンダー製ウェブベースシステム管理製品との統合を可能にする。情報管理部門にとっては、CMCを通じて1つの"イントラネット管理デスクトップ"が提供されるので、作業の効率化が可能になるという。

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