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【CeBIT'99】サンとシンビアンが、Javaを『EPOC』プラットフォームに組み込むと発表

1999年03月18日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 米サン・マイクロシステムズ社と英シンビアン社は17日(現地時間)、独ハノーバーのCeBIT会場において、共同記者発表を行ない、Javaテクノロジーをシンビアンの小型携帯端末向けOSである『EPOC』の一部として採用し、協業していくとの覚え書きを交わしたと発表した。これにより、2005年までに40~60万台のEPOCベースの通信機やスマートフォンへのJava搭載が見込めるという。

 シンビアンは、EPOCのライセンシーと開発、サポートを行なっており、EPOCの開発元である英PSION社のほか、米エリクソン社、米モトローラ社、フィンランドのノキア社が出資している。

 また、この発表に出席したサン・マイクロシステムズのスコット・マクネリ(Scott McNealy)会長(Chairman)、社長兼CEOは、「4年前にJavaを発表したとき、マイクロソフトは“Just a language”といったが、それが200を超えるパートナー企業がいるまでになった。いまや、Javaはコンピューターだけでなく、TVやセットトップボックス、さらに携帯電話でも動くようになった」と述べ、Javaテクノロジーの広がりに自信を見せた。

Javaのライセンス戦略を、米コカ・コーラ社の『コカ・コーラ』の製造ライセンス戦略に例えるマクネリ会長兼社長兼CEO。右はシンビアン社CEOのコリー・マイヤーズ(Colly Myers)氏
Javaのライセンス戦略を、米コカ・コーラ社の『コカ・コーラ』の製造ライセンス戦略に例えるマクネリ会長兼社長兼CEO。右はシンビアン社CEOのコリー・マイヤーズ(Colly Myers)氏

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