ソニー(株)は、“バイオノート505”シリーズに、ハイエンドユーザー向けモデルの『PCG-Z505DX』と『PCG-Z505D』の2機種を追加する。ディスプレーには、XGA対応の12.1型TFT液晶を採用。『PCG-Z505DX』には、モバイルPentium
II-333MHzを搭載。『PCG-Z505D』には、同-266PE MHzを搭載する。発売は4月3日。価格はオープンプライス。推定実売価格は『PCG-Z505DX』が35万円前後、『PCG-Z505D』が30万円前後。
『PCG-Z505DX』と『PCG-Z505D』 |
今回、“バイオノート505”シリーズとしては初めて、デジタル携帯電話端子とネットワーク端子(100BASE-TX/10BASE-T)を装備する。これにより、ネットワークには付属ケーブル(『PCG-Z505DX』のみ)で、デジタル携帯電話と別売りのケーブル『PCGA-PDZ5』(4月下旬発売予定・価格は5800円)を介しての通信が可能である。なお、ネットワーク端子については『PCG-Z505DX』のみの装備となる。
また、“バイオノート”シリーズとしては、初めてメモリースティック専用スロットを装備する。さらに、付属の外付フロッピーディスクドライブは、USB経由の接続となる。
メモリースティック専用スロットを装備する |
タッチパッドは、これまでのペン対応の感圧タイプから、ペン非対応の静電タイプになる。さらに、縦横のスクロール、ウェブブラウザーアシスト(戻る・進むコマンド対応など)に対応する。このタッチパネル機能は、キーボード入力中は自動的にオフになるという。キーピッチは約18mm、キーストロークは約3mm。
バッテリーの形状は、消費電力との兼ね合いから、これまでの丸みを帯びたフォルムではなく、やや四角いものになる。筐体全体のデザインは、これまでの“バイオノート505”シリーズと同じ。筐体のサイズは、幅275×高さ22×奥行226mm。重さは約1.58kg(バッテリーパック(M)搭載時)。
また、同時にオプション製品の携帯電話用ケーブルキット『PCGA-PDZ5』(4月下旬発売予定・価格は5800円)、『PCG-Z505DX』と『PCG-Z505D』専用のi.LINKポートシプリケーター『PCGA-UPR5』(4月3日発売・1万1800円)、ACアダプター『PCGA-AC5Z』(4月3日発売・1万5000円)、リチャージャブルバッテリーパック(M)『PCGA-BPZ51』(4月3日発売・2万円)とリチャージャブルバッテリーパック(LL)『PCGA-BPZ52』(4月下旬の発売予定・4万5800円)を発表した。
主なスペックは表の通り。
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*¹ソニー純正メモリー(PCGA-MM764)使用時。
*²ソニー製以外の市販メモリーを使用した場合。
*³付属のUSB変換アダプターで通常のUSBに変換して使用できる。