(株)トライコーポレーションは、CPU自動切換機『JS-102』を発表した。これは2台のパソコンで、1台のモニターとキーボード、マウスを共有するもの。2系統の入力部分と1系統の出力部分で構成される。それぞれの入出力系統には、2個のPS/2ポートとD-Sub15ピンのRGB端子が用意されている。製品にはコンピューターとJS-102を接続するための接続ケーブルが2本同梱されている。価格は2万2000円で、発売は22日。
入力部分はそれぞれコンピューターと接続し、出力部分にはキーボードとマウス、ディスプレイを接続して利用する。使用するコンピューターは本体上面にあるボタンを押すか、CTRL+ALT+SHIFTキーを押した後に数字の1または2を押してリターンを押すことで切り替えられる。
電源はコンピューターのキーボード端子から供給されるため、外部電源が必要ない。本体内部には擬似BIOSが内蔵されており、PC側にキーボード、マウス、モニターが接続されていると認識させ続けることで、コンピューターの誤認識やハングアップを防いでいるという。ハードウェア的に切り替えているためOSには依存しないのが特徴。また、USBを利用した同等の製品に比べると、切り替えた場合のデバイス再認識時間がなく瞬時に利用できる。
ただし、スクロールマウスなど特殊なマウスや、特殊なキーボードには対応しない。
同社では、現在、日本電気(株)のPC-98シリーズとAT互換機の間で1台のキーボード・マウスを利用できる製品を開発中という。