キヤノン(株)は10日、複数のユーザーで文書を共有する文書管理ソフト『キヤノン
CanoBureau Workgroup』を発表した。この製品は、ビジネスで利用される書類や画像を管理するもので、スキャナーから取り込んだ画像やWord、PowerPointといったアプリケーションのファイルを管理できる。スキャナーで取り込んだ図形や文字をテキストデータなどに変換するOCRソフトには同社開発の『ロゼッタストーン
Ver3.0』を採用している。
サムネイルでの文書管理 |
このソフトは、文章のイメージをサムネイルで表示し、文章の内容を確認しながらファイルを操作できる。文章を種類別に仕分けして、キャビネットに保存できるほか、付箋紙を貼り付けメモを残したり、社外秘といったスタンプを押すアノテーション機能も用意されている。多くの機能がドラッグ&ドロップで利用できるなどUIの面でも工夫したという。検索機能もあり、文書の内容やカテゴリー、文書作成日時のほかにも、付箋紙で貼り付けたメモ内容やなどからも文書を検索できる。
アノテーション機能 |
対応OSは、Windows 95/98/NT4.0。OCRソフトは同社のデジタル複写機『MEDIOシリーズ』のドキュメントスキャナー機能やカラーイメージスキャナー『CanoScanシリーズ』に対応する。価格は5ライセンスパックが6万9000円、10ライセンスパックで11万9000円。発売は29日。
併せて、クライアント・サーバーに対応する『同 Gold』も発表した。動作環境は、サーバーがWindows
NT Server 4.0、データベースにはSQL Server 6.5/7.0。クライアントはWindows
95/98/NT4.0に対応する。価格は未定で、今年の夏の発売を予定している。
なお、これらは、キヤノン販売(株)をとおして販売される。
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