米クリエイティブ・テクノロジー社は4日、インターネットなどで利用されているMP3市場への本格参入を発表した。
その内容は、ポータブルMP3プレーヤー『Project NOMAD』の販売と、同製品のユーザーに対して、デジタルサウンドコンテンツの作成・販売を行なうというもの。
同社では、今回のデジタルサウンド市場への参入は、同社のサウンドボード『Sound
Blasterシリーズ』の経験と知識を生かせるとともに、同社にとって技術の進歩になると見ている。
また、同社ではデジタルコンテンツを提供するパートナーの存在も明らかにした。それらの企業は、MP3データの公開や、MP3データの販売時に利用される暗号化技術を提供するという。
ニューヨーク市内で6日から2日間にわたり開催された“Music &
Internet Expo”内での発表によると、Project NOMADの発売は今春で、価格は米ダイアモンド・マルチメディア・システムズ社から発売されている競合製品となる『Rio
PMP300』と同程度(約200ドル、2万4000円程度)になる予定という。