比較的パソコンに近い分野の製品がLas Vegas Convention Centerに集まっていることもあり、今までのレポートでは残りのLas
Vegas Hilton、Sands Convention Center、Alexis Park Resortをほとんど紹介していない。ここで、SandsとAlexisの様子を少しお伝えしよう。
高級感あふれるAlexis Park Resort
Alexis Parkはプールや庭園を取り囲むようにして部屋が配置されている、典型的なリゾートホテル。ほかのラスベガスのホテルのようなカジノの喧噪とは無縁。 |
Alexis Park Resortは、高級リゾートホテルというにふさわしい作り。中庭にはプールが3つもある。数10階建てで数千もの部屋を持つ巨大ホテルが多いラスベガスでは、2階建てで部屋数も少なくカジノもないというめずらしい存在だ。そこで展示されているのは“ハイエンド”という言葉がふさわしいハイエンドオーディオメーカーの製品だ。出展社は100以上あるのだが、悲しいかな私ごときが聞いたことのあるメーカー名はTannoyなどほんの数社だけ(もちろんそんな会社の製品は持ってません)、とてもレポートできる立場ではないので早々に退散した。
カーオーディオとアダルト関連でにぎわうSands Convention Center
拡張工事中のSands Convention Center。Las Vegas HiltonのConvention Hallも2年前より広くなっていた |
COMDEX FALLでもLas Vegas Hilton、Las Vegas Convention Centerとセットで使われるSands
Convention Centerは、Mobil Electronics(つまり車載関連製品)や携帯電話、ページャーなどの展示が2階に、21歳未満入場お断わりのアダルト関連の展示が1階で開かれていた。
Mobil Electronicsといっても、ほとんどはカーステレオ関連で占められていて、大きなサブウーハーを組み込んだデモ車で、大音量でガンガン音楽を流していた。
ナビゲーションシステムの展示は拍子抜けするほど少なく、また地味だった。州によっては運転中にディスプレーを見ること自体が禁じられているせいかもしれない。そのせいか、ディスプレーはシンプルなものが多く、音声で指示がされるシステムが一般的なようだ。日本だと道が複雑なので、カーナビがもてはやされているが、アメリカで迷った場合、一歩間違うとなにもないところでガソリン切れで立ち往生するという、命に関わる自体にもなりかねない。そのあたりの感覚の違いは多少感じられた。
カーステレオシステムのメーカーBlaupunkt社のブースには3台のNewビートルが。ここに限らず、会場にはさまざまなカラーリングを施されたNewビートルを見かけた。 |
・Blaupunkt社
http://www.blaupunkt.com/
日本のカーナビに比べると、実にシンプルな画面に驚かされる。車載用の液晶テレビやカーステレオの盗難が多いせいか、使用しないときは取り外しできたり、格納できたりといった製品が多い。 |
・Garmin社
http://www.garmin.com/
即席撮影会で大混雑のアダルトコーナー
COMDEXでははじき出されてしまい、Adultdexなどという名前のショウを開いているアダルト関連の会社だが、CESではほかのブースとは隔離されているものの、同じ会場内で展示が行なわれている。小さなブースがぎっしり並んでいるうえに、ビデオカメラを持った人でごった返していて、なにがなんだかよくわからない。21歳未満が立入禁止といっても、ハードな映像がおおっぴらに流されていたり、ヌードの女性がいるわけではない。ただ、ブースにその会社から出ているビデオ作品などの女優がいたりすると、記念撮影や、サインをもらう人でものすごい人だかりができていた。大混雑のアダルトコーナー。21歳未満は入れません。ビデオカメラやデジタルカメラを持っている人がとても多い |
女優さんが撮影に応じてくれるところは、どこも大人気。これはとてもソフトな例。 |