(株)富士通研究所は、オープンなシステムに対応した楕円曲線暗号エンジンの開発に成功したと発表した。今後、電子商取引が活発に行なわれる可能性が高いと想定され、楕円曲線暗号は、現在標準的な公開鍵暗号として使用されているRSA暗号よりも、短い鍵で高い安全性を確保できるという。今回、開発に成功した暗号では、2048bit鍵RSA暗号と同程度の安全性が211bit鍵の楕円曲線暗号で実現できるという。また、パラメーターを固定せずに、汎用パラメーターを使用することにより、オープンなシステムに対応可能になった。