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松下電器産業、“マルチ画面MPEG合成技術”を発表

1998年12月09日 00時00分更新

文● 報道局 植草健次郎

 松下電器産業(株)は、“マルチ画面MPEG合成技術”を発表した。これは複数のMPEG動画を、4分割・16分割・64分割された画面上で同時再生できる技術。MPEG圧縮された状態から直接再生できるのが大きな特徴。複数の動画を同時に表示ができるため、複数の動画から目的の動画を探すといった検索システムの構築が可能。放送局の映像データベースや、同社が提唱するDVD-RAMにMPEGで映像を記録する家庭用映像サーバー“ホームサーバー”などでの使用を想定しているという。

64のMPEGファイルを同時に再生
64のMPEGファイルを同時に再生



 複数動画の同時再生は、MPEGファイル内に記録された映像の表示位置データを書き換えることで実現している。任意の動画の右横に2つめの動画を表示するように表示位置情報を書き換え、複数の動画を1つの画面中に表示している。この書き換えを行なうアルゴリズムを高速化することで、最大で1秒間に8000フレームの合成が可能。Penitum II-400MHzを搭載したパソコンでは、最大で500ファイルの動画を同時再生することが可能だという。

 従来、画面を分割して複数の動画を同時に再生するには、専用のハードウェアが必要だった。ソフトウェア処理で再生するには、非圧縮の動画を利用するか、MPEG画像ならばいったん伸張してから1画面に合成する必要があった。それをこの技術では、MPEGファイル内の表示位置情報のみを書き換えることで、圧縮状態のMPEGファイルをソフトウェアのみで同時表示・再生できるようになった。

菅野昌志松下電器産業マルチメディアシステム研究所長
菅野昌志松下電器産業マルチメディアシステム研究所長



 同社マルチメディアシステム研究所の菅野昌志所長は「従来、自治体や博物館向けに“メディアステージ”というビデオオンデマンドのシステムを販売していた。このなかから、大量の映像コンテンツを検索できるシステムの必要性を感じたことが開発のきっかけ。約1年をかけて開発した。企業や、自治体、放送局などで需要があると考えている」とコメントしている。

 同社はこの技術を放送局の映像データベースシステムとして、99年中の実用化を目指して開発を進めている。なお、この技術を単体のソフトウェアとして販売する予定はないとしている。

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