このページの本文へ

河合楽器、『情報連絡船「WeblyGo」ver.1.09』でイントラネット市場へ本格参入

1998年12月07日 00時00分更新

文● 報道局 横田雅美

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 (株)河合楽器製作所は、イントラネット対応グループウェア『情報連絡船「WeblyGo」ver.1.09』の販売を開始し、本格的にイントラネット関連事業に参入した。

 同社は'98年5月から、地元浜松を中心とした中部地区で、同製品のバージョン1.0を試行販売していた。その後、インターネット上のアピールが功を奏し、全国展開をすることになった。バージョン1.0の発売から約半年が過ぎ、日本全国からの問い合わせや導入した企業からの評価が、同社の本格的なイントラネット関連事業への参入を促すことになった。

 バージョン1.0は、この半年で約30社に導入されたという。販売当初、中小企業向けのグループウェアとして展開していく方針を固めていたが、大手企業での導入が多いことがわかり、予想外の展開だったという。

 バージョン1.09の発売にあたって同社では、顧客からの批判や賞賛をもとに、価格設定の見直し、細部機能の改良などを行なった。

 今回、販売した『情報連絡船「WeblyGo」ver.1.09』は、『スタンダードフリー(価格9万9800円。1サーバー、クライアント無制限)』『スタンダード 30(価格6万8000円。1サーバー、30クライアント)』『Lite(価格5万円。1サーバー、20クライアント)』のバージョンがある。機能としては下記の10機能が用意されている(『Lite』は1~5までの5機能)。

1.スケジュール管理などのカレンダー機能。
2.簡易メールとしての伝言板機能。
3.部、課などのニュース投稿と閲覧機能。
4.電子会議ができるフォーラム機能。
5.登録ユーザーの社員情報、組織の閲覧が可能なユーザー情報。
6.おすすめリンク先検索、登録が可能なリンク集。
7.業者、社員など用途別住所録機能。
8.登録ユーザーのホームページ自動作成ができるユーザーページ機能。
9.会議室、備品などの予約機能。
10.ヘルプ機能。

 対応OSはWindows NTサーバー4.0、IIS3.0以上またはWindows 95/98、パーソナルウェブサーバー。WebブラウザはNetscape Navigator 3.0、Internet Explorer 3.0以上。

 『情報連絡船「WeblyGo」ver.1.0』を購入した企業には、バージョンアップは電子メールで通知。価格は6万円。『情報連絡船「WeblyGo」ver.1.09』の『スタンダード 30』『Lite』から『スタンダードフリー』への変更は2万円から。

 同社ではもともと、MIDIなど音楽関係のソフトを手掛けていた。そしてソフト関連の新規事業として、今回のイントラネットソフトを立ち上げた。イントラネットが今後伸びていく産業と見越しての取り組みだという。

 今後は、同社と同社の系列会社である(株)KBS(河合ビジネスソフトウェア)が営業の窓口となるほか、新たにソフトバンク(株)やカテナ(株)が同社のソフトを取り扱う。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン