キヤノン販売(株)は、企業などのネットワークシステムを対象に、コンピューターウイルス対策をサポートする『ウイルス対策サービス』の販売を、4日、開始した。同サービスは、事前のコンサルティングから、サーバーおよびクライアントへのソフトウェアの初期導入、設定、定期的なウイルス検知用定義ファイル(ワクチン)の提供まで、総合的なサービスを提供するもの。サポートは、ウイルス対策ソフトウェアベンダーから認定を受けた技術者が行なう。
また、このサービスには、“ウイルス損害保障保険”が組み込まれている。これは、同サービスを導入したにもかかわらず、コンピューターウイルスに感染し、障害が発生した場合に支払われるもの。データの消失などの場合で1件あたり最高1000万円、ハードウェアの破損の場合で最高500万円となる。この保険は、キヤノン販売と安田火災会場保険(株)が共同開発した。
提供されるウイルス対策ソフトウェアは、(株)シマンテックの『Norton
AntiVirus』シリーズ。キヤノン販売では、今後提供するソフトウェアの種類を増やしていく方針。サービス提供価格は、1サーバー、25クライアントのネットワークで年間62万円から、3サーバー、100クライアントの場合で同120万円からとなっている。