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東芝、凸版、電通の3社がインターネット情報検索サービスの合弁会社を設立

1998年11月16日 00時00分更新

文● 報道局 郷家香織

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向かって左から、(株)電通営業局長の瀬川紘一氏、凸版印刷(株)メディア開発本部長の林原俊明氏、(株)東芝IP事業推進室長の河田勉氏
向かって左から、(株)電通営業局長の瀬川紘一氏、凸版印刷(株)メディア開発本部長の林原俊明氏、(株)東芝IP事業推進室長の河田勉氏



 (株)東芝、凸版印刷(株)、(株)電通の3社は、株式会社フレッシュアイを12月1日付けで共同で設立すると発表した。“フレッシュアイ”は、東芝が6月30日に始めたインターネット情報検索サービスの名称。“フレッシュアイ”を本格的に事業展開し、ユーザーが最初にアクセスする“ポータルサイト”としての地位を確立するため、会社設立に踏み切った。

 新会社では、東芝が事業の主導的立場を担うとともにインターネット関連技術の開発と提供を、凸版印刷がコンテンツ支援を、電通が広告ビジネスにおけるノウハウの提供などをそれぞれ担う。資本金は4億9900万円で、出資比率は、東芝が45.1パーセント、凸版印刷が35.1パーセント、電通が19.8パーセントとなっている。インターネットでの広告収入を主なビジネスとする。

フレッシュアイのロゴマーク。黄色の部分は目を、赤い部分は太陽をイメージしたというフレッシュアイのロゴマーク。黄色の部分は目を、赤い部分は太陽をイメージしたという



 検索サービスでは、更新、新着のウェブページ情報の収集とデータベース化の速さを特徴としてアピールする。過去1ヵ月間に内容が更新されたページ、または新着ページの情報のみを表示する。1ヵ月間、動きがないと検索の対象から外れる。さらに、12~24時間以内に新規開設されたページや更新されたページの検索も可能。

 今後、パソコン関連の最新情報など、英語でしか入手できない情報を検索できるようにしていく。また、エレクトロニック・コマースサービスを視野に入れた事業展開もしていきたいと東芝のIP事業推進室長、河田勉氏は意気込みを語った。ただし、“Yahoo”や“goo”のような海外でのサービス展開は考えていない。

 電通の営業局長、瀬川紘一氏は、インターネット広告事業の1つの実験的な試みとして可能性を模索していきたいという。凸版印刷のメディア開発本部長、林原俊明氏は、「どれだけたくさんの人に見てもらうかがポータルサイトの決め手」と語った。

インターネット情報検索サービス“フレッシュアイ”
インターネット情報検索サービス“フレッシュアイ”

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