このページの本文へ

トランスプラス、電子メール翻訳サービス開始

1998年11月04日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 トランスプラス(資)は、英文の電子メールを翻訳するサービス『TRANS+サービス』を開始した。

 このサービスは2段階に分けることができる。まず顧客に対し、英文メール専用のメールアドレスを提供し、そのメールアドレスに送られてきた英文メールの“概要”を顧客に対し送信するという『TRANS+レポート』。次に、顧客がその概要を読み、必要なメールを選別し全文翻訳を依頼する。これにより、余分な翻訳を行なわずにすみ、経費削減に繋がるしている。

 初期設定費用は3000円。月額業務料金は3500円で、10通までのメール処理(概要翻訳)を行なう。10件を超える場合は一通につき300円の追加料金が加算される。全文翻訳を依頼する際の料金は、英文和訳で1ワードあたり25円、和文英訳では1文字あたり12円、英文作成では1ワードあたり35円となっている。

 このサービスについて、同社の村井社長は次のように語っている。

----人手による翻訳ということですが、メールを第三者に見せることで、顧客のセキュリティーは保たれるのでしょうか?

「翻訳スタッフには守秘契約を結ばせることにより、顧客のセキュリティーを確保しています。また、現段階ではまだ取り入れていませんが、今後PGP暗号技術などを積極的に取り入れて行く姿勢です」

----翻訳支援に何かソフトなどを使用されていらっしゃいますか?

「いいえ、プロの翻訳家を社外スタッフとして雇っております。翻訳ソフトウェアの使用はありません」

----そのシステムで、採算が取れる見込みがあるのでしょうか?

「翻訳家という職業は、意外に忙しい時と、暇な時が大きく分かれています。当社では、翻訳家の方々が暇な時に、副業として契約いただく形を取ってますので、比較的安価な料金体系を実現しています。なお、社外スタッフとの契約は3ヵ月単位で行なうようにしております。」

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン