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ゲートウェイ、中小企業向けネットワーククライアントPCシリーズを発売

1998年10月29日 00時00分更新

文● 報道局 桑本美鈴

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 日本ゲートウェイ2000(株)は、ネットワーククライアントPC『Gateway E1200』、『同 E3200』シリーズを発表、同社ダイレクト販売、直営ショップ、およびホームページを通じて30日から販売を開始する。



 E1200は、CPUにCeleron-333MHzを採用。メモリーは標準で32MBを搭載。メモリースロット×2を装備しており最大256MBまで拡張可能。HDD容量は3.2GBで、Intel 440EXチップセットを搭載する。PCIスロット×1、PCI/ISA共有スロット×1を装備。ネットワークはインテルの100Mbps対応のEthernet PRO/100を、グラフィックアクセラレーターはカナダATIテクノロジーズ社の3D Rage IIcをオンボードで搭載する。ポートは、シリアル×1、パラレル×1、USB×2を装備。そのほか、15インチディスプレーEV500、32倍速CD-ROMドライブ、FDDを備えている。価格は16万9800円。

 E3200シリーズには、CPUにPentiumII-350MHz/400MHz/450MHzを採用した3モデルがある。メモリーを標準で64MB搭載、メモリースロット×3を装備し、最大384MBまで拡張可能。Intel 440BXチップセットを内蔵する。また、ネットワークに米3Com社の10/100MbpsEthernetを、グラフィックアクセラレータはATIのRAGE PRO Turboをオンボードで搭載。PCIスロット×2、PCI/ISA共有スロット×1、拡張用AGPスロット×1を装備。ポートは、シリアル×2、パラレル×1、USB×2。管理ソフトとしてIntel LANDesk Client Manager v3.3を標準装備し、32倍速CD-ROMドライブ、FDDを備える。

 

E2000、右は同じ製品を縦置きにしたものE2000、右は同じ製品を縦置きにしたもの



 

背面中央のネジをはずすとケースがはずれるようになっている背面中央のネジをはずすとケースがはずれるようになっている



 E3200 350MHzは、3.2GBのHDD、15インチディスプレーEV500を装備し、価格は19万9800円。E3200 400MHzは、6.4GBのHDD、15インチディスプレーEV500を装備、価格は23万6800円。E3200 450MHzは、6.4GBのHDD、17インチディスプレーEV700を装備、価格は29万6800円。

 E1200、E3200製品ともOSはWindows 95で、Windows 98、Windows NT4.0に変更可能。NT4.0に変えた場合は価格が約1万円アップするという。

 両シリーズは、同社が初めて発売する中小企業向けのネットワーククライアントPC。メンテナンスのしやすさを考慮し、容易に解体できるようケースにスライド用のつまみをつけるなどの工夫がされている。



 製品発売にあたり、同社マーケティングプロダクトマネージャーBrian Walker(ブライアン・ウォーカー)氏は「多くのベンダーは大手企業分野にフォーカスしたビジネスをしており、中小企業向け製品は少ない。ネットワーク製品の導入具合をみても、大手が6割以上に対し、中小企業は4割以下だ。今後積極的に中小向けにエンタープライズ製品展開を行ない、サポートも充実させて行きたい」としている。

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