日本ゲートウェイ2000(株)は、ネットワーククライアントPC『Gateway
E1200』、『同 E3200』シリーズを発表、同社ダイレクト販売、直営ショップ、およびホームページを通じて30日から販売を開始する。
E1200は、CPUにCeleron-333MHzを採用。メモリーは標準で32MBを搭載。メモリースロット×2を装備しており最大256MBまで拡張可能。HDD容量は3.2GBで、Intel
440EXチップセットを搭載する。PCIスロット×1、PCI/ISA共有スロット×1を装備。ネットワークはインテルの100Mbps対応のEthernet
PRO/100を、グラフィックアクセラレーターはカナダATIテクノロジーズ社の3D
Rage IIcをオンボードで搭載する。ポートは、シリアル×1、パラレル×1、USB×2を装備。そのほか、15インチディスプレーEV500、32倍速CD-ROMドライブ、FDDを備えている。価格は16万9800円。
E3200シリーズには、CPUにPentiumII-350MHz/400MHz/450MHzを採用した3モデルがある。メモリーを標準で64MB搭載、メモリースロット×3を装備し、最大384MBまで拡張可能。Intel
440BXチップセットを内蔵する。また、ネットワークに米3Com社の10/100MbpsEthernetを、グラフィックアクセラレータはATIのRAGE
PRO Turboをオンボードで搭載。PCIスロット×2、PCI/ISA共有スロット×1、拡張用AGPスロット×1を装備。ポートは、シリアル×2、パラレル×1、USB×2。管理ソフトとしてIntel
LANDesk Client Manager v3.3を標準装備し、32倍速CD-ROMドライブ、FDDを備える。
E2000、右は同じ製品を縦置きにしたもの |
背面中央のネジをはずすとケースがはずれるようになっている |
E3200 350MHzは、3.2GBのHDD、15インチディスプレーEV500を装備し、価格は19万9800円。E3200
400MHzは、6.4GBのHDD、15インチディスプレーEV500を装備、価格は23万6800円。E3200
450MHzは、6.4GBのHDD、17インチディスプレーEV700を装備、価格は29万6800円。
E1200、E3200製品ともOSはWindows 95で、Windows 98、Windows NT4.0に変更可能。NT4.0に変えた場合は価格が約1万円アップするという。
両シリーズは、同社が初めて発売する中小企業向けのネットワーククライアントPC。メンテナンスのしやすさを考慮し、容易に解体できるようケースにスライド用のつまみをつけるなどの工夫がされている。
製品発売にあたり、同社マーケティングプロダクトマネージャーBrian
Walker(ブライアン・ウォーカー)氏は「多くのベンダーは大手企業分野にフォーカスしたビジネスをしており、中小企業向け製品は少ない。ネットワーク製品の導入具合をみても、大手が6割以上に対し、中小企業は4割以下だ。今後積極的に中小向けにエンタープライズ製品展開を行ない、サポートも充実させて行きたい」としている。