ソフトバンクフォーラム(株)は、デスクトップパブリッシング、デスクトッププリプレス、デジタルクリエーションに関する展示会とコンファレンス“SEYBOLD
SEMINARS Tokyo / Publishing”を、次回は、COMDEX Japan '99と同時開催することを決定した。同社の森清弘樹氏が、“SEYBOLD
SEMINARS Tokyo / Publishing '98”の最終日、10月23日に明らかにした。
この日に同コンファレンスのセッションの1つとして開催されたJPC(Japan
Publishing Consortium)セミナーの会場で、ASCII24の質問に答えたもの。森清氏は同コンファレンス'98について「コンファレンス、展示会とも入りもまずまずで、よい内容だったと思います」と語った。そして「次回のSeyboldですが、時期を変更して来年4月に開催される“COMDEX
Japan '99”と同時開催となります」と続けた。
“SEYBOLD SEMINARS Tokyo”は初回、東京・ビッグサイトで'96年12月に始まった。'97年2月の“PAGE”コンファレンスを'96年12月に早めようとしていた(社)日本印刷技術協会が、“SEYBOLD”の動きを聞いて急遽もとの予定に戻したという波乱含みのスタートだった。その後、“SEYBOLD”は'97年12月に幕張、'98年10月に東京・池袋と開催地を変えつつもコンスタントに開催されてきた。そして、次回、'99年4月は再び幕張となったわけだ。
業界には、1年未満の間隔でも出展社が集まるだけのポテンシャルを評価する向きもあれば、逆にこの動きがめまぐるしさをマイナスにとらえる向きもある。ほぼ同様のターゲットを狙う“PAGE”の2ヵ月前から2ヵ月後になることが、新製品発表、啓蒙の場としての“SEYBOLD”の位置付けにどう影響するか。再び舞台を千葉・幕張に戻して開催されることになった“Seybold
Tokyo”に期待したい。