日本アイ・ビー・エム(株)は、10月21日、コンシューマー向けオールインワンノートPCの新機種『ThinkPad
i Series(アイシリーズ)』の2モデルを発表した。出荷は、11月7日に開始。また、コンシューマー向けのデスクトップPC『Aptiva
Eシリーズ』を一新し、『Aptiva E6J』、『同E3J』、『同E2J』の3機種9モデルを発表。本日、出荷を開始した。
『ThinkPad i Series』
『ThinkPad i Series』は、A4ファイルサイズのオールインワンタイプのノートパソコン。CD-ROMドライブ、FDD、モデム、スピーカーを内蔵している。CPUはMMX
Pentium-266MHz、メモリーは標準64MB(最大256MB)のSDRAMを搭載。このほか、最大20倍速のCD-ROMドライブ、V.90/K56flex自動認識機能を持った56Kbpsモデム、米Altec
Lansing社製のステレオスピーカーなどを内蔵している。
同製品は、同社初のコンシューマー専用のノートPCで、その開発コンセプトは“究極のオールインワン”というもの。ノートパソコンならではの省スペース性に加えて、電源ケーブルと電話回線を接続するだけで、デスクトップPCと同等の環境が実現可能という特徴がある。また、パソコン初心者がアプリケーションソフトの操作中に誤って電源ボタンを押してしまっても、電源が切れる前に終了するかを確認する“セーフ・オフ・ユーティリティ”という機能も搭載されている。
日本アイ・ビー・エム(株)パーソナル・システム事業部長 堀田氏 |
同社パーソナル・システム事業部長の堀田一芙取締役は、「『TinkPad385XD』では女性の比率は約20パーセントだったが、『i
Series』では女性ユーザーの比率を30パーセントにまで高めたい。そのために、これまで『Aptiva』のテレビCMに出演していた香取慎吾を、『i
Series』のCMでも起用することにした」と説明している。
『i Series』のTVCMには香取慎吾を起用 |
『ThinkPad i Series』のドライブ類はすべて本体の右側に配置されている。そのため、机上の実使用面積は本体と右側10cm程度に抑えられている。 |
ポインティングデバイスには、『ThinkPad 600』と同じ“拡張版TrackPoint”を採用。パームレストは、半円形状に膨らんでおり、キーボードを打つ際に手が疲れにくいような設計になっている。 |
ディスプレーの両サイドには、米Altec Lansing社製のステレオスピーカーを内蔵。また、パソコンの電源を入れなくとも、CD-ROMドライブで音楽CDを再生することもできる。 |
同機種には『2611-434』(以下434)と『2611-454』(同454)の2モデルが用意されている。両モデルの違いは、HDDの容量とディスプレーのサイズ。『434』は3.2GBのHDDとSXGA(解像度800×600ドット)対応の12.1インチTFT液晶ディスプレーを搭載。『454』は、4.0GBのHDDとXGA(同1024×768ドット)対応の13.3インチTFT液晶ディスプレーを搭載している。
『ThinkPad i Series』のサイズは、幅332×奥行き258×高さ47mm。重さは『434』が3.4kg、『454』が3.5kg。
プレインストールソフトとして、ジャストシステム(株)が開発した『VoiceAtok』を搭載。同ソフトは、音声認識ソフト『ViaVoice98』で認識した言葉を自動的に漢字変換するもので、変換能力はATOK12相当。このほかにも、女性ユーザーを想定し、『PostPet』や家計管理ソフト『My
Home Bank』などもプレインストールされている。このほかソフトは、『Word98』、『Excel97』、『ロータススーパーオフィス98』など。価格はオープンプライスだが、日本アイ・ビー・エムの通信販売では『434』が23万5000円、『454』が26万9000円となっている。
主な仕様 |
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機種名 |
ThinkPad i Series |
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モデル |
Model 1430(2611-434) |
Model 1450(2611-454) |
CPU |
MMX Pentium-266MHz |
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キャッシュ |
512KB外部キャッシュ |
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チップセット |
440TX |
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標準メモリー(最大) |
64MB(256MB)SD RAM |
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グラフィックアクセラレーター(VRAM) |
米NeoMagic社製 MagicGraph 128ZV +(2MB) |
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CD-ROMドライブ |
最大20倍速 |
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HDD |
3.2GB |
4.3GB |
モデム |
56Kbps(データ)/14.4Kbps(FAX)(V.90およびK56flex対応) |
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ディスプレー |
12.1インチTFT液晶ディスプレー |
13.3インチTFT液晶ディスプレー |
解像度 |
800×600ドット(最大1677万色) |
1024×768ドット(6万5536色) |
サイズ |
幅332×奥行き258×高さ47mm |
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重さ(バッテリー含むy) |
3.4kg |
3.5kg |
価格 |
オープンプライス |
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予想価格 |
23万5000円 |
26万9000円 |
『Aptiva E series』
マイクロタワー型の『Aptiva E2J』と『同E3J』、ミニタワー型の『同E6J』の3機種9モデルが発表された。各機種につき、15インチCRTディスプレー・17インチCRTディスプレー・15.0インチTFTディスプレーのいずれかを搭載した3モデルがそれぞれ用意される。『Aptiva E6J』 |
『Aptiva E3J』 |
『Aptiva E2J』 |
今回発表された3機種は、『E2J』がローエンド、『E3J』がミドルレンジ、『E6J』がハイエンドという位置づけになっている。
主な仕様は『E2J』は、CPUがK6-2-300MHz、標準メモリーが64MBのSDRAM(最大256MB)、HDDは6GBのものを搭載。『E3J』は、CPUがK6-2-350MHz、標準メモリーが64MBのSDRAM(最大256MB)、HDD容量が6GB。また、『E6J』は、CPUがPentium
II-450MHz、標準メモリーが128MBのSDRAM(最大384MB)、HDD容量が13.5GBになっている。3機種ともに、ビデオアクセラレーターにカナダATI社の3D
RAGE Pro Turbo(AGP,2x)を採用、VRAMは4MB搭載されている。
同梱ソフトに関しては、すべての機種に『VoiceATOK』、『ViaVoice98』がプレインストールされているほか、『Excel97』、『Word98』、『Outlook98』、『インターネット
翻訳の王様』、画像編集ソフト『デジカメの達人 Ver.1.0』、家計管理ソフト『My
Home Bank』などが用意されている。
価格は、すべてオープンプライス。同社の通信販売での価格は、『E2J』は、15インチCRTモデル(2153-2J5)が18万4000円、15インチTFT液晶モデル(2153-2JT)が29万9000円。『E3J』は、15インチCRTモデル(2153-3J5)が20万4000円、5インチTFT液晶モデル(2153-3JT)が31万9000円。『E6J』は、15インチCRTモデル(2153-6J5)が37万4000円、15インチTFT液晶モデル(2153-6JT)が48万9000円など。
機種名 |
Aptiva E2J |
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モデル名 |
2153-2J5 |
2153-2J7 |
2163-2JT |
CPU |
K6-2-300MHz |
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← |
標準メモリー(最大メモリー) |
64MB(256MB)SDRAM |
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HDD |
6GB |
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CD-ROMドライブ |
最大32倍速 |
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← |
グラフィックアクセラレーター(VRAM) |
カナダATI社製RAGEPro Turbo(AGP,2x)(4MB) |
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ディスプレー |
15インチCRTディスプレー |
17インチCRTディスプレー |
15.0インチTFT液晶ディスプレー |
最大解像度 |
1024×768ドット(最大1677万色) |
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1024×768(最大1670万色) |
オーディオ |
SoundBlaster Pro互換対応、CrystalClear 3Dサウンド |
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← |
モデム |
56Kbps(V.90およびK56flex対応) |
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← |
MPEG機能 |
ソフトウェアMPEG(MPEG-1対応) |
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サイズ |
幅190×奥行き370×高さ384mm |
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重さ |
8.6kg |
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← |
価格 |
オープンプライス |
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← |
予想価格 |
18万4000円 |
20万9000円 |
29万9000円 |
機種名 |
Aptiva E3J |
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モデル名 |
2153-3J5 |
2153-3J7 |
2153-3JT |
CPU |
K6-2-350MHz |
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← |
標準メモリー(最大メモリー) |
64MB(256MB)SDRAM |
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← |
HDD |
6GB |
← |
← |
CD-ROMドライブ |
最大32倍速 |
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← |
グラフィックアクセラレーター(VRAM) |
カナダATI社製RAGEPro Turbo(AGP,2x)(4MB) |
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← |
ディスプレー |
15インチCRTディスプレー |
17インチCRTディスプレー |
15.0インチTFT液晶ディスプレー |
最大解像度 |
1024×768ドット(最大1677万色) |
← |
1024×768(最大1670万色) |
オーディオ |
SoundBlaster Pro互換対応、CrystalClear 3Dサウンド |
← |
← |
モデム |
56Kbps(V.90およびK56flex対応) |
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← |
MPEG機能 |
ソフトウェアMPEG(MPEG-1対応) |
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← |
サイズ |
幅190×奥行き370×高さ384mm |
← |
← |
重さ |
8.6kg |
← |
← |
価格 |
オープンプライス |
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← |
予想価格 |
20万4000円 |
22万9000円 |
31万9000円 |
機種名 |
Aptiva E6J |
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モデル名 |
2139-6J5 |
2139-6J7 |
2139-6JT |
CPU |
Pentium II-450MHz |
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← |
標準メモリー(最大メモリー) |
128MB(384MB) |
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HDD |
13.5GB |
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DVDドライブ |
4倍速(24倍速CD-ROM相当) |
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← |
グラフィックアクセラレーター(VRAM) |
カナダATI社製RAGEPro Turbo(AGP,2x)(4MB) |
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← |
ディスプレー |
15インチCRTディスプレー |
17インチCRTディスプレー |
15.0インチTFT液晶ディスプレー |
最大解像度 |
1024×768ドット(最大1677万色) |
← |
1024×768ドット(最大1670万色) |
オーディオ |
SoundBlaster Pro互換対応、CrystalClear 3Dサウンド |
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← |
モデム |
56Kbps(V.90/K56flex) |
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← |
MPEG機能 |
ソフトウェアMPEG(MPEG-2対応) |
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サイズ |
幅195×奥行き467×高さ428mm |
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重さ |
10.0kg |
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価格 |
オープンプライス |
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← |
予想価格 |
37万4000円 |
39万9000円 |
48万9000円 |