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マイクロソフト対司法省の公判が開始

1998年10月20日 00時00分更新

文● 報道局 西川ゆずこ

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 10月19日(現地時間)、マイクロソフト対司法省と20州の独占禁止法裁判の公判が始まった。同裁判では、マイクロソフトがOS市場での独占的地位を用いて、競合他社の競争を妨げたことを問題としている。

 司法省側の証人には、米ネットスケープ・コミュニケーションズ社の社長兼CEOのJames Barksdale氏、米サン・マイクロシステムズ社Java開発責任者James Gosling氏、米アップルコンピュータ社上級副社長のAvadis Tevanian氏、米AOL上級副社長のDavid Colburn氏、米IBM社のJohn Soyring氏、米インテル社副社長のSteven D. McGeady氏など、豪華な顔ぶれだ。

 当日、ゲイツ氏本人は公判に出席していなかったというが、公判中に上映されたビデオで登場。司法省側弁護士は、'95年、マイクロソフトが競合会社と行なった会合にゲイツ氏が関わっていたことを立証するため、裁判前の8月27日、ビル・ゲイツ氏に対して行なったインタビューを抜粋したビデオを公判で上映した。このビデオや電子メール、メモを通して、マイクロソフトが独占的地位を用いて、競合他社を脅かしたことを立証する構えだ。

 20日(現地時間)、マイクロソフト側の冒頭陳述が行なわれる予定だという。

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