松下電器産業(株)は、現地時間12日に、米テレビ芸術・科学アカデミーより2つのエミー賞を受賞したと発表。受賞したのは、放送用の小型デジタルコンポーネントVTRフォーマット『DVCPRO』と、NHKと共同開発したVTR用HDフィールド内圧縮プロセッサー『HD D5』。DVCPROは1/4インチ幅テープを使用したデジタルコンポーネントVTRフォーマットで、従来の放送用アナログVTRに比べコストが約半分、テープ保存容積が約1/6になるという。HDプロセッサーは、1/2インチデジタルコンポーネントVTR D-5と組み合わせることで、HDTV番組制作向けの高画質収録を実現するというもの。同社はエミー賞を過去10件受賞しており、今回DVCPROで11件目、HDプロセッサーで12件目となる。