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コンパル、PCに接続して使うハードウェア暗号鍵を発表

1998年10月13日 00時00分更新

文● 報道局 浅野広明

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 (株)コンパルは、USBに対応したハードウェア暗号鍵『PANDORA(パンドラ)』を11月28日に発売する。暗号情報を組み込んだLSIチップをハードウェア内に搭載し、パソコンに接続することで、ファイルの暗号化や復号化が行なえるという製品。Windows 98対応で、価格は1万9800円。オプションとしてスペアキーも1万円で販売する。



 ファイルの暗号化の手順は以下のようになっている。まず、PCのUSBポートにPANDORAを差し込む。その状態でWindows 98を起動、任意のアプリケーションの操作を行なう。

 次に添付ソフト『パンドラ・ソフトウェア』を立ち上げ、暗号化したいファイルを指定、マウスで暗号化操作を行なう。するとPANDORAから暗号情報が読み込まれ、ファイルの暗号化が完了する、という仕組みになっている。

 反対に、ファイルを復号化したい場合も、PANDORAを接続し、パスワードを打ち込めばいい。暗号化したファイルは、通常のファイルと同様、フロッピーに保存したり、Eメールに添付したりできるため、別のPCにPANDORAを接続して、操作の続きをすることも可能である。

 同社代表取締役社長の川口辰彦氏は、ハードウェアで暗号化、復号化を行なうことのメリットについて、「IDやパスワードを盗まれても、鍵を盗まれなければ、ファイルを開けない」、「普通の鍵の感覚で管理できる」、「導入が簡単」などを挙げている。

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