ソニー(株)は、A4ファイルサイズのノートパソコン『VAIO PCG800』シリーズと『VAIO
PCG700』シリーズに、モバイルPentium II-300MHz搭載機など、6モデルを発売した。従来機種との主な変更点はCPUのクロック周波数、K56flex/V.90自動認識タイプのモデムの搭載などで、Word
98、Excel 97、Outlook 98をプリインストールしたモデルが両シリーズに1機種ずつ加わっている。
『VAIO PCG860』シリーズ
従来2モデルだったラインナップが4モデルに拡張された。それぞれの位置づけは『PCG-868』がモバイルPentium
II-300MHzを搭載したハイエンド、『PCG-864』が同266MHzを搭載したミドルレンジ、『PCG-862』が同233MHzを搭載したローエンド。また、同じくモバイルPentium
II-233MHzを搭載し、Word 98、Excel 97、Outlook 98などがプレインストールされた『PCG-861/BP』もラインアップされている。
4つのモデルのCPU以外の主な違いは、グラフィックチップ、HDDの容量、液晶ディスプレー、バッテリー駆動時間など。グラフィックチップは、上位2モデルが米NeoMagic社の『MagicMedia
256AV(ビデオメモリーは2.5MB)』、『PCG-862』と『PCG-861/BP』は『MagicGraph
128XD(同2MB)』。HDD容量は『PCG-868』のみが6.4GBで、残りはすべて4GB、液晶ディスプレーは『PCG-861/BP』のみがSVGA対応の12.1インチTFT液晶ディスプレー(最大1677万色)で、あとの機種はXGA対応の13.1インチTFT液晶ディスプレー(最大1677万色)となっている。
発売日は、『PCG-868』と『PCG-864』が10月10日、『PCG-862』が10月17日、『PCG-861/BP』が10月3日。価格は、オープンプライスだが、推定店頭販売価格は、『PCG-868』が55万円、『PCG-864』が50万円、『PCG-862』と『PCG-861/BP』が30万円。
『VAIO PCG-760』シリーズ
『VAIO-PCG760』シリーズには、MMX Pentium-266MHzを搭載した『PCG-767』と『PCG-765/BP』が追加された。両機種の主な違いは、HDD容量と液晶ディスプレー、プレインストールソフト。『PCG-767』は4GBのHDDとXGA対応の12.1インチTFT液晶ディスプレー、『PCG-765/BP』は、3.2GBのHDDとSVGA対応の12.1インチTFT液晶ディスプレーを搭載。また、『PCG-765/BP』はWord
98、Excel 97、Outlook 98などビジネス向けアプリケーションがプレインストールされている。
発売日は10月3日。価格はオープンプライスだが、推定店頭価格はともに約30万円。
・VAIOのホームページ
http://vaio.sony.co.jp/