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アトラス、3D体感シミュレーションマシンなど発表

1998年07月15日 00時00分更新

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 (株)アトラスは、業務用アミューズメント製品を3種類発表した。3D体感シミュレーションマシン『アミューズ ビジョン ライド(Amuse Vision Ride)』、自動シール印刷機『スーパープリクラ21』の新バージョン『スーパープリクラ21 らくがきバージョン』、オリジナルコレクションカード作成機『Lovegety STATION(ラブゲティ ステイション)』の3種類で、7月中旬より順次発売する。

●『アミューズ ビジョン ライド(Amuse Vision Ride)』



 実写映像による3D体感シミュレーションマシンの『アミューズ ビジョン ライド』は、ソニー(株)のめがね型の3Dモニターを搭載し、52インチ並みの大画面映像でローラーコースターなどをバーチャル体験できる。

 3モーターによる3軸運動で、実際の動きをマシン全体で再現する。シートが揺れる“振動体感装置”、風が体にあたる“風力可変ファン”が装備してあり、ヘッドフォンから流れるステレオサウンドとともに、より現実感のあるバーチャル体験が可能となっている。

 ソニーの映像技術を利用した実写によるソフトは、従来の3Dアニメーションソフトに比べ、短時間・低コストで作ることが可能という。ソフトの制作時間は約2~3週間。制作費は、従来は数千万円かかっていたものが、5分の1から10分の1程度で済むという。映像ソフトは、“ローラーコースター”や“激流下り”など年内に30本を用意するという。



 設置先は、大型アミューズメント施設や全国の遊園地、テーマパークなど。アトラスの原田直也代表取締役社長は、「アミューズメントの歴史をどのように塗り替えるか楽しみ」と自信をのぞかせた。

 発売は7月中旬。価格は750万円。プレイ料金は、ふたりで乗る場合は600~1000円。ひとりで乗る場合は300~500円を予定している。企画・開発・製造は(株)オカセイ。国内向け最終販売目標数は400台。

 なお、ロケーションテストとして福井県の“芝政ワールド”ですでに営業をしており、18日からは東京の“後楽園遊園地”でも楽しむことができる。

●『スーパープリクラ21 らくがきバージョン』



 自動シール印刷機『スーパープリクラ21』の新バージョン『スーパープリクラ21 らくがきバージョン』は、ジョイスティックの代わりに、10.5インチ液晶画面とタッチペン付きのデジタイザー(座標入力装置)が一体となったタッチペン・モニターを採用している。影付きペンやスプレーペンを使って液晶画面上に絵や文字を書けば、絵や文字付きのプリクラシールができあがる。

 発売は7月24日。価格はスーパープリクラ21の筐体向けのタッチペンモニター交換キットとCD-ROMのセットが24万7500円。なお、スーパープリクラ21の筐体は178万円。初回販売セット数は600セット。

●『Lovegety STATION(ラブゲティ ステイション)』



 『Lovegety STATION(ラブゲティ ステイション)』は、プリクラと同じ要領でオリジナルのトレーディングカードを作ることができる。男性用と女性用があり、携帯している異性が近づくとそれぞれの電波に反応してランプが光る携帯グッズ『Lovegety』のシリーズ化第2弾で、企画は同グッズの総発売元である(株)エアフォルクが行なっている。

 カードは、膝上全身が撮影可能で、雑誌のモデル風やミュージシャン風のカードが作れ、主婦の友社の“Cawaii!”や“Boys Rush”といったストリート系と呼ばれている若者向け雑誌の表紙モデルに扮することも可能。

 発売は8月中旬。価格は198万円。プレイ料金は400円。開発・製造は辰巳電子工業(株)。初回販売台数は、年内300台を計画。(報道局 中山実)

http://www.atlus.co.jp/

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