ソニー（株）は、Windows98をプリインストールしたVAIOシリーズのノートパソコン『PCG-808』を8月上旬に発売する。CPUにモバイルPentiumII-266MHzを搭載し、チップセットに100MHzバス対応の440BX
PCIsetを採用。別売りのリチウムイオンバッテリー『PCGA-BP7』（3万円）との併用で、最大8時間の使用が可能。A4サイズのVAIOノートシリーズの最上位機種となる。価格はオープンプライスで、50万円前後での販売が予想されている。
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メモリーは64MBをオンボードで搭載し、最大で192MBまで増設可能。グラフィックアクセラレーターとして、米NeoMagic社のMagicMedia256AV『NM2200』を搭載し、ディザリング機能により、1024×768ドットで約1677万色の表示が可能。Windows98がサポートする“デュアルスクリーン機能”を使って、外部ディスプレーに、本体のディスプレーと異なるデスクトップ領域を表示することも可能となっている。通気用アコースティックエアダクトを採用したステレオスピーカーシステムを塔載。スピーカーを液晶下部の正面に配置している。
最大24倍速のCD-ROMドライブが付属し、本体のマルチハーパスベイに取り付けて利用する。マルチハーパスベイには、フロッピーディスクドライブまたはセカンドバッテリーを内蔵することも可能。K56Flexに対応したボイス機能つきFAXモデムを内蔵しており、ハンズフリー電話として使うことも可能。ビデオ出力端子、外部ディスプレー出力端子、USB端子、シリアル端子、パラレル端子、IrDA（Ver1.1）端子などを標準で装備している。IrDA端子を利用して、同社のデジタルカメラ『サイバーショット
DSC-F1/F2/F3』から直接、画像を取り込むことができる。
モデル |
PCG-808 |
CPU |
モバイルPentiumII-266MHz |
メモリー |
64MB（最大192MB） SDRAM |
ハードディスク |
4GB Ultra ATA |
液晶ディスプレー |
13.3インチTFTカラー液晶 |
グラフィックアクセラレーター |
米NeoMagic社製 MagicMedia256AV『NM2200』 |
ビデオRAM |
2.5MB |
グラフィック表示 |
1024×768ドット/最大約1677万色* |
本体サイズ |
幅297×奥行き236.5×高さ37.6mm |
重量 |
2.4ｋg |
バッテリー駆動時間 |
約2～4時間（最大約8時間） |
対応OS |
Windows98 |
価格 |
オープン |
| *グラフィックアクセラレーターのディザリング機能により実現 | |
なお、画像管理ソフトの『PictureGear』やアドビ システムズ（株）の画像加工ソフト『Adobe PhotoDeluxe2.0J』、音楽CDプレーヤーとMDデッキを接続して、CDからMDへの録音/編集ができるソフト『Digital Media Park』、市販の地図CD-ROMのビューワーソフト『Navin'You（Lite）』などをバンドルしている。
また同社は、Windows98搭載機専用のドッキングステーション『PCGA-DB8』および『PCGA-DH8』を7月25日に発売する。ビデオ出力端子、外部ディスプレー出力端子、USB端子、シリアル端子、パラレル端子、マルチハーパスベイなどのほか、デジタルビデオ機器の規格IEEE1394に準拠したi.LINK端子が付いており、DV端子を備えたデジタルビデオ機器と接続して、画像を静止画で取り込むことができる。『PCGA-DB8』は、SCSI端子と10BASE-T対応のEthernetポートも装備する。『PCG-808』だけでなく、Windows98にアップグレードした『PCG-737/733』でも利用可能。価格は、『PCGA-DB8』が6万6800円。『PCGA-DH8』は4万9800円。（報道局 中山実）
http://vaio.sony.co.jp/
