米Security Dynamics Technologies社は、100パーセント出資子会社となる日本法人の設立を発表した。社名は、セキュリティ・ダイナミックス(株)。社員10名で本日営業を開始した。資本金は1億円で、代表取締役社長にはSecurity
Dynamicsの日本地区担当副社長を務めていた山中義晴氏が就任する。同氏は現在、Security
Dynamicsのグループ会社である日本RSA(株)の代表取締役社長でもあり、兼務という形になる。
セキュリティ・ダイナミックス代表取締役社長の山中義晴氏 |
セキュリティ・ダイナミックスは、パスワード生成カード『SecurID』やネットワーク管理サーバー『ACE/Server』など、米国本社のセキュリティー関連製品の販売、サポートを主な業務とする。山中氏は、「実社会に比べ、インターネット社会では、セキュリティーに関して無頓着。インターネットには国境がなく、そろそろ日本も国を挙げてセキュリティーについて考える時期に来ている」と就任挨拶を行なった。
米Security Dynamics Technologiesの主力製品『SecurID』。60秒ごとに予測不可能なパスワードを生成するカードで、そのパスワードとユーザーIDによって、同社のネットワーク管理サーバー『ACE/Server』へのリモートアクセスが行なえる。 |
セキュリティ・ダイナミックスと日本RSAは、それぞれの米国本社の製品を扱い、会計上も厳密に分離するものの、業務としてはひとつのチームとして行なうという。山中氏は、将来の両社の合併については否定した。(報道局 浅野広明)
・セキュリティ・ダイナミックス
TEL.03-3539-7517
・日本RSA
http://www.rsa-japan.co.jp/