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日本HPが100%子会社のコクリエイト・ソフトウェア(株)を設立

1998年04月27日 00時00分更新

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   日本ヒューレット・パッカード(株)は、機械系CADや製造データ管理(PDM:Product Data Management)ソフトの販売、コンサルティング、サポートなどを行なってきた部門を独立させ、100パーセント子会社として、コクリエイト・ソフトウェア(株)を設立した。5月6日に営業を開始する。資本金は1億5000万円で、従業員は約60人、代表取締役には塩出泉・同社MEシステム事業部長が就任した。同社が100パーセント子会社を設立するのは今回がはじめてという。

左が、塩出泉代表取締役。右は、寺澤正雄・日本HP代表取締役専務(コンピュータ事業統括)
左が、塩出泉代表取締役。右は、寺澤正雄・日本HP代表取締役専務(コンピュータ事業統括)


 米ヒューレット・パッカード社では、UNIX、WindwsNT向けの2次元CADソフト『ME10』、3次元CADソフト『SolidDesigner』、PDMソフト『WorkManager』などを開発、販売していた同社のメカニカルデザイン事業部をすでに'96年11月に独立させ、アメリカおよびドイツに100パーセント子会社のコクリエイト・ソフトウェア(CoCreate Software)社を設立している。日本では、MEシステム事業部で同製品の販売をしながら、子会社の設立準備を行なってきたという。今後ソフトウェア会社として、日本サン・マイクロシステムズ(株)やコンパックコンピュータ(株)など他社ハードウェアメーカーに、積極的に販売活動を行なっていくという。

 また個々の製品のこれまでの販売本数や売上目標などは明らかにしていないが、「今市場では、3次元CADやPDMは年率で倍以上の成長、また2次元CADは本数では伸びているが、金額ベースではダウンしてきている。市場の伸び以上の伸び率を目標にする」(塩出氏)としている。 (報道局 若名麻里)

http://www.jpn.hp.com/(日本HP)

http://www.CoCreate.com/(コクリエイト・ソフトウェア)

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