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NEC、パソコンのパフォーマンスを向上させる新メモリー技術を開発

1997年11月18日 00時00分更新

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 日本電気(株)は、既存の設計を変えることなく、パソコンの性能を向上させるメモリー技術『バーチャル・チャネル・メモリー(VCM:Virtual Channel Memory)』を開発した。メモリーセルと入出力端子の間に複数の一時記憶領域を置くことで、データ入出力動作を高速化し、転送効率を向上させられるという。これにより、従来と比べてパソコンやワークステーションなどのマルチメディア機器のシステム性能を20パーセント、グラフィックス性能を2倍に改善できるとしている。

 EDO DRAMやSDRAM、DDR SDRAM、ラムバスDRAM、フラッシュメモリー・マスクROMなど、多様なメモリーに応用でき、'98年4月にも同技術を利用した64Mbit VCS SDRAMのサンプル出荷を予定している。同社は、2000年初頭には同社メモリー製品の大半にVCM技術を採用するとし、今後、メモリーのデファクトスタンダードになると謳っている。(報道局 井上哲郎)

http://www.nec.co.jp/

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