ノベル(株)の15日の発表によると、米ノベル社は現地時間の14日、米Computer Sciences社(CSC)と“CSI(Consultant & Systems Integrator)”アライアンスで提携したと発表した。これにより、CSCは、ノベルの“Novell NDS eDirectory”を使い、Eビジネスを展開する企業向けにセキュリティー、スケーラビリティー、管理性を備えたウェブサービスを構築する。
ノベルのCSIアライアンス担当ディレクターのJo McCausland(ジョー・マッコースランド)氏は「今回のCSCとの提携によって、Eビジネスを展開しようとする企業は、さまざまな問題に対する新たな解決策を得ることができる。Eビジネスに移行しようとする企業にとっての最大の課題は、社内とインターネットとの間が取り払われた先にある“one Net”の世界の複雑さにどう対応するかにある。今日、市場で勝ち残るための鍵となるのは、最高の技術を、最高のシステムインテグレーションや導入ノウハウと組み合わせて、いかに活用するかということにある。当社がCSCとこのたび提携したのは、その実現のためである」とコメントしている。
CSCのウェブホスティング戦略ディレクターのMarie Baker(マリー・ベイカー)氏は、「CSCがノベルのNDS eDirectoryを選んだのは、この製品が当社の運用とEビジネスにおけるグローバルなニーズに応えることのできる機能をフルに備えているからである。ノベルのネットサービスソフトウェアは、CSCのウェブホスティングサービスのサービスベースのモデルと非常にうまく適合する。互いに協力することで、両社は効率的に技術サービスやEビジネスサービスを顧客に提供していくことができ、同時にNDS eDirectoryで定評のある、運用面での規模と経済性、信頼性を提供することができる」とコメントしている。
