米マイクロソフト社は8日(現地時間)、電子出版物を見るための専用リーダーソフト『Microsoft Reader』を同社のウェブ上で無償配布を開始したと発表した。同ソフトは、ディスプレーに書籍のように文字を表示する“ClearType”技術を採用。また、フォントの各種調節も可能という。プラグインツールを使用すれば、Word 2000で作成した文章をMicrosoft Readerのファイルに変換することも可能だという。対応OSは、Windows 95/98/2000。
また、マイクロソフトと米Barnes&Noble.comは、『Micorosoft Reader』に対応した電子出版物を販売するオンライン書店“Barnes&Noble.com eBookStore”を開設したと発表した。また、米の大手出版サイモン&シャスターやタイムワーナーブックス、ランダムハウスもベストセラーを同ソフト用のファイルフォーマットで提供するとしている。
併せて、同社は米出版協会(AAP)と電子出版物の著作権侵害などについて協力すると発表。これは『Microsoft Reader』の発表に合わせたかたちとなる。