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【週刊京都経済特約】BM特許、ビジネスの質を高める――ビジ研トップにインタビュー

2000年08月09日 19時31分更新

文● 週刊京都経済

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京都ビジネスモデル研究所の長谷川氏と赤澤氏は2日、KRP内にある京都経済新聞社を訪れ、インタビューに応じた。

[Q.] この会社を設立しようと思った動機は?
[A.赤澤氏] 私は日本の全企業に頑張ってもらいたいという思いだ。商売のやり方に関して、古い歴史のある日本企業の底力を発揮し、米国企業に負けない、強くて信頼性のある企業を作り上げる手伝いがしたかった。
[Q.] 日本ではどのような特許を取得することができるのか?
[A.赤澤氏] インターネット関係は米国で特許を取る方がベター。日本では既に取られた特許にプラスαして、日本人らしい、より繊細できめの細かい特許の出願が多い。
[Q.] 反響は?
[A.長谷川氏] 最近では、会う人会う人に自分たちのビジネスモデルは特許を取得することができるかと尋ねられ、日本人のビジネスへの意欲や関心の高さを実感しているところだ。初めは口コミで広がったデータベースの利用も、単なるブームではないようだ。
[Q.] ビジネスモデル特許が生み出すものは?
[A.赤澤氏] 「心地よい競争心」。つまり切磋琢磨することで、人間の知恵が拡大し、レベル・質ともに高い企業が生まれる。ビジネスモデル特許はノウハウを狭めるものではなく、それに刺激されて更にバージョンアップしたシステムを作り上げようという意識にもつながる。

また各企業が特許取得に励むことで、一般市民の日常生活も向上、社会全体に貢献することができる。
[Q.] なぜ京都で会社を設立したのか?
[A.赤澤氏] 本当は東京に設立する予定だった。しかし、話がもたつき、長谷川さんに相談したところ、とにかく今可能な限りできることをやろうと、京都のベンチャー企業の集積地であるKRPに事務所を構えることにした。

今後、東京に進出するつもり。東京は多くの情報、様々な企業が集まっている。おこがましいようだが、全部の日本企業を応援している私たちは、最もニーズのある場所にも拠点を置くべきだと考える。
※7月24日付け週刊京都経済より転載。記事の転載にあたっては、外来語の表記など用字用語の一部のみをASCII24の表記に合わせて書き換えた。その他はすべて原文のまま。

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