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スターリングコマース、B2Bソフト『GENTRAN Web Suite』を出荷開始

2000年08月02日 20時24分更新

文● 編集部 高島茂男

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スターリングコマース(株)は8月2日、東京・台場のホテル日航東京で開催したプライベートショー“E-Business Strategies JAPAN 2000”において、B2Bソフトの『GENTRAN Web Suite(日本語版)』の出荷開始を発表した。

同製品は、ウェブブラウザーのフォームを利用して、取引先企業との間で注文書などのやりとりを行なう“Web Forms”と、取引企業間でEDIやXMLのデータをリアルタイムに送受信する“Web Data Exchange”の機能を搭載している。基幹業務システムとのシームレスな連携にも対応しているという。価格は600万円~。同日、出荷開始された。

GENTRAN Web Suite(日本語版)の画面

あわせて、今年2月に米スターリングコマース社が米国通信キャリア会社のSBC Communications社に買収されたことによる新体制の発表と、米コマースワン社との提携について説明が行なわれた。

SBC傘下となったスターリングコマースは、全世界で共通のサービスを提供するようになり、従来の製品単位の組織から、ソリューションにあわせた組織に変更されたという。

3つのソリューションとは、
(1)eマーケットプレイス
(2)eビジネス連携
(3)eビジネスコンサルティング。

習田高弘代表取締役社長は、「SBC傘下になったことで、縛りができたということはない。資金力、バックアップ、ブランド力を有効に活用できるようになる。安心感も提供できる」と語った。

習田高弘代表取締役社長

7月24日(現地時間)に発表されたコマースワンとの提携に関するニュースリリースでは、米スターリングコマースがコマースワンのソフトを販売、両社のソフト間の連携を図る旨が書かれている。それについて習田氏は、「詳細は現時点ではまだわからないが、同じ電子商取引の分野でもフォーカスが違っているので、製品ラインアップを補完できる」と述べた。また、コマースワンと資本関係にある独SAP社との関係については、「従来からいい関係にある」と語った。

今回のプライベートショーは2回目の開催で、昨年より大規模に、米国での開催に負けないショーを目指したという。ショーのサイズ、コマースワンとの提携でも「SBCの力添えがあった」(習田氏)といい、さっそくSBC傘下となった効果が発揮されたようだ。

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