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モトローラとシスコ協業のモバイル市場向け拠点が東京に完成

2000年07月28日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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インビジクス(株)は28日、都内において、同社の設立を発表した。同社は、昨年米国において米モトローラ社と米シスコシステムズ社が共同で設立した、米インビジクス社の100パーセント子会社。日本法人は世界で4番目の拠点*で、日本を含むアジア・太平洋地域に向けて、IPベースの無線インターネットシステムの構築やコンサルティングを事業展開していくという。

*東京は、すでに活動を行なっている英国ロンドン、米国カリフォルニア州サンノゼ、テキサス州フォートワースに次ぐ拠点

日本法人の代表取締役社長には、ノーテルネットワークス(株)のサービスプロバイダーソリューションマーケティング担当取締役であった平尾新氏が就任する。

平尾新氏と、米インビジクスの社長であるエイドリアン・ネムチェック(Adrian Nemcek)氏
平尾新氏と、米インビジクスの社長であるエイドリアン・ネムチェック(Adrian Nemcek)氏



平尾氏は、「携帯電話のネットワークが第2.5世代、第3世代へと変わっていくときに、IPの上にアプリケーションを構築していく必要がある。また世界レベルでの検証も必要。(日本の通信キャリアが)海外進出する手伝いもしたい。モバイルインターネットにおけるシンクタンクのような存在を目指したい」と語り、モトローラのワイヤレス技術とシスコのネットワーク技術、人的リソースを活用して事業展開していくことを説明した。

同社の施設では、プロトタイプのネットワークを構築して実演したり、試験を行なえるような環境の提供を予定しているという。

日本法人は、まず第1の市場として日本、次に中国、第3にシンガポールや香港、台湾などほかのアジア太平洋地域と、大きく3つに分けて考え、展開していくという。

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