日本アイ・ビー・エム(株)の25日の発表によると、米IBM社は現地時間の24日、サミュエル・J・パルミサーノ(Samuel
J. Palmisano)*1氏を同社の社長兼最高執行責任者(COO)に、ジョン・M・トンプソン(John
M. Thompson)*2氏を副会長に指名したと発表した。9月1日付けで発効し、両氏は7月25日のIBM取締役会で、取締役会のメンバーに選出される予定となっている。また、両氏はルイス・V・ガースナー・ジュニア(Louis
V. Gerstner, Jr.)会長兼CEOの直属となる。
なお、この発表には、パルミサーノ氏が同社の売上、流通、グローバルファイナンシング事業をはじめ、全ての製品とサービス部門を含む、IBMの営業活動全般における責任を負うことが含まれる。トンプソン氏は、次世代インターネット技術やワイヤレス技術をはじめ、Linux、生命科学といった新しい成長分野におけるIBMの活動を統合し、促進する責任者となる。
ガースナー会長兼CEOは「IBM変革の次の段階に進むに際し、我が社がフォーカスしている日々の市場状況と将来における成長機会の両方をさらに強化するため、新しい組織的なアプローチが必要である。IBMの最も経験豊富な二人のリーダーシップの下、新しい組織構造はこうした目標を実現する最善の方法になると確信している」とコメントしている。