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ソフトバンク、持株会社の保有会社ZDNetと米CNETネットワークスの合併を発表

2000年07月21日 00時00分更新

文● 編集部

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ソフトバンク(株)は21日、同社の米国持株会社の米ソフトバンク・アメリカ社(SBA)の保有する米ZDNet社が、第4四半期までに米CNETネットワークス社と合併すると発表した。SBAは、合併後の会社の発行株17%を取得する。この合併により、日本の“ZDNet”を運営するソフトバンク・ジーディーネット(株)は、CNETネットワークスの日本拠点として、利用者の拡大、事業拡張を図るとしている。

この発表に先立ち、CNETネットワークスは現地時間の19日、ZDNetと合併契約を締結したことを発表した。これにより、CNETネットワークスはZDNetを獲得し、企業や個人への最新の技術情報や関連サービスをオンライン、ワイヤレス機器、テレビ、ラジオ、出版分野などのプラットフォームを通じて提供し、この分野におけるグローバルリーダーを目指すとしている。両社を併せると、オンラインでの利用者は重複なしで月1660万人に達し、全世界レベルでアクセス率が22パーセントとなり、インターネット上で8番目のサイトになるという。

今回の合併に際し、CNETネットワークスは米Ziff-Davis社(ZD)の発行普通株を取得する。合併契約条件に従い、ZDの普通株1株がCNETネットワークス普通株の0.3397株に交換され、ZDNetの普通株1株がCNETネットワークス普通株0.5982株に交換される。CNETネットワークスはこの取引で約5000万株を発行する予定にしている。その株価は18日の終値に基づくと約16億ドル(約1728億円)になる。この結果、ZD株保有者は合併後の会社の約35%の株式を保有することになる。

またこの契約は、両者の株主による承認や“Hart-Scott-Rodino Act”による待機期間の終了を必要とする。ZDの議決権株式の過半数を持つソフトバンクは、この取引に賛成投票することに同意した。CNETネットワークス株の約20パーセントを持つ経営者メンバーも合併に賛成投票したという。関係者は第4四半期にこの取引を完了する予定にしている。

合併後の会社は、CNETネットワークスのShelby Bonnie(シェルビー・ボニー)代表取締役兼CEOが引き続きCEOに就任し、ZDNetのDan Rosensweig(ダン・ローズンスウェイ)代表取締役社長が社長に就任する。現在CNET.com社のRichard Marino(リチャード・マリノ)社長はCNETネットワークスのCOO(Chief Operating Officer)に昇格する。

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