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シマンテック、ファイアーウォールや個人情報漏えい機能を備えた個人向け総合ネットセキュリティー対策ソフトを発表

2000年07月19日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)シマンテックは20日、個人ユーザー向けネットセキュリティー対策ソフト『ノートン・インターネットセキュリティ』を発表した。ファイアーウォール機能や個人情報の漏れを防ぐ機能、バナー広告カット機能と同社のウイルス対策ソフト『ノートン・アンチウィルス』を統合したソフト。ファイアーウォールと個人情報漏えい防止に機能を絞った『ノートン・パーソナルファイアーウォール』も同時に発表した。対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000。発売は10月上旬を予定。価格はインターネットセキュリティが9800円、ファイアーウォールが6800円。

ノートン・インターネットセキュリティの画面。セキュリティーレベルはスライダーで設定できる
ノートン・インターネットセキュリティの画面。セキュリティーレベルはスライダーで設定できる



ノートン・インターネットセキュリティの機能は(1)個人情報の漏えいを防ぐ“プライバシーコントロール”、(2)“パーソナルファイアーウォール”、(3)バナー広告カット機能、(4)アンチウイルスソフト『ノートン・アンチウィルス』の4つ。

プライバシーコントロールは、ユーザーの個人情報流出を防ぐ機能。インターネット接続時にデータストリームを監視し、あらかじめ指定した個人情報が流出しそうな場合は警告の上ストップ。さらにCookieを要求された場合にCookieの遮断を選択することも可能。情報保護レベルはスライダーをマウスで上下させることで設定できるようになっている。

パーソナルファイアーウォールは、常に特定のポートを監視し、他ユーザーがネット経由で不正アクセスを試みた場合に侵入を防止、ユーザーに通知してくれるもの。バナー広告カット機能では、通常のバナー広告のほかJavaアプレットやActiveXコントロールなどの起動も防ぐもの。低速でのネット接続時に快適なネットサーフィンが行なえるという。さらに同社のアンチウイルスソフトを統合したことで、ウイルス対策から不正アクセスまで、個人ユーザーのネットセキュリティー対策が総合的に行なえるとしている。

同社社長の成田明彦氏は、「ブロードバンド化と常時接続の普及で、個人ユーザーも不正侵入などのクラッキング被害に遭うリスクが高まっている。今後は個人ユーザーに対する啓もうも含めたマーケティング活動を展開していく」と述べた。初年度は両ソフト合わせて60万本の販売を見込んでいる。

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