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キヤノン、“IXY”ブランドのデジタルビデオカメラ『キヤノン IXY DV』を発表──最小/最軽量のDVカメラ

2000年07月18日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は、デジタルビデオカメラ『キヤノン IXY DV(イクシ ディーブイ)』を9月1日に発売すると発表した。

キヤノン IXY DV
キヤノン IXY DV



軽量・コンパクトをウリにしたIXYブランドのDVカメラ

IXY DVは、ベストセラーAPSカメラの『IXYシリーズ』、今年5月に発表されたデジタルカメラの『IXY Digital』に続く“IXYブランド”の第3弾。小型・簡単・高品位をキーワードにした従来製品同様、コンパクトで高級感のある本体と気軽に使える操作性が前面に打ち出されている。本体サイズ幅48×奥行き86×高さ106mm、重量390g(本体のみ)は、現行のDVカメラとしては最小・最軽量。縦型ボディーを採用した従来機種の『PV1』に対し、約40%の小型化と約33%の軽量化を図った。本体の外装にはマグネシウム/アルミニウム合金を使用することで、高級感あふれるデザインを目指したという。

撮像素子は、総画素数68万(有効画素36万)の1/4インチCCD(プログレッシブ方式)で、発色に優れた原色フィルターを採用している。レンズは焦点距離3.5~35mm(35mm換算で44.7mm~447mm)の光学10倍レンズで、開放F値は1.6~2.6。電子式の手ぶれ補正機能や最大4倍のデジタルズーム機能も搭載している。外部端子として4ピンのDV端子とS映像入出力端子、ビデオ/サウンド入出力端子などを備える。

また、本体にはMMC(Multi Media Card)スロットを1基搭載し、デジタルスチルカメラとして使用することも可能。出力画素数は640×480ドットで付属のMMC(8MB)を使用した場合、ファインモードで約60枚、スタンダードモードで約105枚の撮影が行なえる。バッテリーはリチウムイオン充電池で、動画撮影時の記録時間はビューファインダー使用時で約55分、液晶モニター使用時で約45分。オプションの大容量バッテリー『BP-422』を使用した場合はそれぞれ、200分/165分の連続使用が可能。

IXY DVの価格は21万円。オプションで『アクセサリーキット AK-410』(価格2万円)も用意される。同社では、このIXY DVで今年または来年の早い時期で国内シェアの10%、3年以内に20%を獲得したいとしている。

撮影は液晶またはファインダーで行なうことが可能
撮影は液晶またはファインダーで行なうことが可能



本体は非常にコンパクト
本体は非常にコンパクト







IXY DVでは、本体を小型化するためにメカシャーシ、ズームレンズのモーター部の小型化、デジタル信号処理LSIなどを大幅に見直した。これにより消費電力が大幅に減り、バッテリの小容量化にも成功。さらなる軽量化を実現したという
IXY DVでは、本体を小型化するためにメカシャーシ、ズームレンズのモーター部の小型化、デジタル信号処理LSIなどを大幅に見直した。これにより消費電力が大幅に減り、バッテリの小容量化にも成功。さらなる軽量化を実現したという



IXY DVの広告活動には、元テニスプレーヤーの伊達公子さんを起用。起用の理由はさわやかなイメージがIXY DVにあっていたためだというIXY DVの広告活動には、元テニスプレーヤーの伊達公子さんを起用。起用の理由はさわやかなイメージがIXY DVにあっていたためだという

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