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サイベース、モバイル端末を基幹データベースと連携させる『SQL Anyware Studio Version 7.0(日本語版)』を発表

2000年07月18日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

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サイベース(株)は、ノートPCや携帯情報端末を企業内の基幹データベースと連携させる統合データベース環境『SQL Anyware Studio Version 7.0(日本語版)』を発表した。基本パッケージの価格は9万2000円で、追加1クライアントあたりのライセンス料金は2万3500円。出荷開始は8月18日を予定している。

SQL Anyware Studio Version 7.0SQL Anyware Studio Version 7.0



SQL Anyware Studioは、(1)PC用の高機能RDBエンジンの『Adaptive Server Anywhere 7.0』、(2)携帯端末/組み込み機器をターゲットに機能を絞り込んだ実行モジュール形式の小型データベース『Ultra Light』、(3)Adaptive Server AnywhereやUltra Lightと企業内の基幹データベースの内容を同期する『Mobile Link』などで構成されている。従来バージョンからの主な強化ポイントは、基幹システムとの同期機能の強化、Ultra Light用開発環境のサポート範囲の拡大など。

前者では、Mobile Linkのクライアントとして従来のUltra Lightだけでなく、Adaptive Server Anywhereも接続できる点、HTTPでのデータ転送に対応し、外出先の端末からプロキシーを経由してデータ同期が可能になった点、リモート環境からのデータ送信時に128bitの暗号化が可能になった点など。後者では、従来サポートしていたWindows CE用のVisual C++、Palm OS用のCodewarriorに加え、Java/Tornade/GCCなどに対応したほか、独自の文法でソースを書きプリコンパイルする必要があった“Embedded SQL”をC言語のライブラリーと提供する点などが挙げられる。

また、同社はデベロッパー向けの会員制プログラム『SQL Anywhere Developer Network 2000』(SADN2000)を9月1日に開始する。SADN2000は、SQL Anywhereの開発者に対し、各種開発ライセンスやサンプル/デモといった情報の提供、カンファレンス招待、ソフトウェアアップグレードサービスなどを提供するもの。年会費は12万円で、その活動の一環として10月25日にSQL Anywhereの開発者会議“SQL Anywhere Developer Conference”を開催する予定だ。

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